一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会（ＮＧＫ、東京都千代田区）は12月４日にホテルメトロポリタン長野で開かれた「ベトナム経済セミナー」において阿部守二長野県知事やファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム大使立会いの下で、ベトナム国立農業大学（ハノイ市）とのゴルフ普及活動の協力や情報交換、日本のゴルフ場への芝草管理技術者としての人材供給について、調印式を行った。
ＮＧＫの高桑耐理事長は「今回の締結は当協会が５年前に始めたプロジェクトで、大変嬉しく思います。これからベトナム国立農業大学の卒業生を芝草管理技術者及びエンジニアとして大切に育成いたします。貴国では目覚ましい経済発展により、今後10年間でゴルフ場の数が２倍以上の２００コースとなる計画があります。将来ゴルフ場経営の中心となる人材育成に貢献されることを期待しております。両国の経済発展を目指すとともにゴルフを通しての民間交流により、両国の友好親善関係を益々促進されることを願っております」と挨拶した。

同国立農業大学のグエン・ティー・ラン学長は、女性国会議員としても活躍されており、今年は日越国交樹立50周年に当たり、これまでの日本との交流や支援に感謝するとともに、今後も人材を日本各地に派遣する計画や、長野県での人材育成や支援に感謝、期待していると述べた。同大学一行は長野県上田市の在日外国人向け研修施設や練習場、ゴルフ場の視察も行う日程で来日したという。同大学内でゴルフ練習場や９Ｈのミニゴルフ場も計画している。

関連記事：2024/3/9　ＮＧＫ、ベトナム国立農業大学との間で基本合意

「ゴルフ特信」第７０２１号より一部抜粋