2024.04.06
2024/4/6 WHS、2024年1月から規則の一部を改正
公益財団法人・日本ゴルフ協会は、2020年に全世界で統一されたワールドハンディキャップシステム(WHS)が2024年1月1日に一部が改正されると発表した。
①9ホールのスコア及びラウンド中にプレーしなかったホールを扱う方法の変更。②ラウンドを終了しなかったことの正当/不当な理由のより明確な事例。③エリートレベル競技を管理する委員会のための参加条件/要件に関する新しいガイダンス等に続けて、④ゴルフコースがコースレーティング及びスロープレーティングを有する資格を得るための最小距離の減少として、18ホールのコースは3000ヤードから1500ヤード(1370メートル)に、9ホールのコースは1500ヤードから750ヤード(685メートル)に。このことはより多くのゴルフコースでハンディキャップ査定のためにスコアが採用されることを可能とし、より多くのプレーヤーがハンディキャップインデックスを得ることをより容易にする--等としている。
R&Aの解説では、WHSの重要な更新として、JGAが示したように、「コースレーティングシステムへの短い距離のゴルフコースの組み込み」を真っ先に挙げ、WHSをパー3コースを含む数千の短いコースに拡張し、より多くのゴルファーがハンディキャップインデックスを取得して使用できるようにすることを目的としたという。
また、「プレーされなかったホールの予想スコアの使用」により、プレーされなかったホールの処理方法が改善され、ネットパーのスコアではなくプレーヤーの予想スコアに基づくようにできる。この新しい方法により、世界中のゴルファーがより多くの9ホールのラウンドをプレーするようになっているため、予想スコアを使用して9ホールのラウンドを18ホールのスコア相当に変換することもできると説明している。
その他、プレー条件計算の調整がより頻繁となり、プレー条件計算 (PCC) が変更され、異常なプレー条件が調整される可能性が高まったとしている。各国の協会には、2022年7月からこの改訂版を計算プラットフォームに導入する裁量権が与えられ、2024年4月1日までに完了する予定と説明されている。