一季出版株式会社

2024.05.09
2024/5/9 11月動態統計、ゴルフ場客単価1万620円と高値更新

経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の2023年11月分速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は89万4703人で前年同月比1・7%の減少となり、2カ月連続の減少となった。一方売上高は95億02百万円で前年同月比1・1%の増加となり、2カ月振りの増加(5月1・2%減、6月2・4%増、7月5・1%増、8月1・9%増、9月7・8%増、10月2・9%減)となっている。
11月は、土・日祝日の日数が前年同月と同じだが、平均営業日数は25・8日で前年同月と比べ4・3%減少した。利用料金収入は平日が0・5%の減少、土・日祝日は2・6%の増加。曜日別での利用者数は、平日で会員3・7%減、非会員2・5%減、土・日祝日は会員0・5%減、非会員0・3%増となった。食堂・売店(直営)収入は3・4%増で再びプラス(2カ月振りプラス)に戻った。キャディフィは0・3%減となった。

11月の18ホール換算は、営業ホール数が前年同月比1・5%減少となった関係で実数より高く、利用者数0・2%減、売上高2・6%増となった。客単価(1人当たり利用額)は1万620円で、前年同月比2・9%のアップとなり、コロナ前の2019年11月(1万703円)に近づく回復をみせている。1日当たり利用者数は129・4人で前年同月比では4・0%増となった。
23年8月より一部数値が変更されていて累計は概算となるが、1~11月を集計すると入場者数は1・7%減、売上高は2・4%増となっている。
一方、ゴルフ練習場の11月は利用者数が土・日祝日に前年同月比9・5%の大幅減となりトータルでは9・2%の減少、売上高は7・1%の減少で、ともに13カ月連続の減少となった。

なお、11月の対個人サービスでは遊園地・テーマパークが23・9%増(25カ月連続増)と依然絶好調で、ボウリング場13・3%増(25カ月連続増)、パチンコホール6・0%増(17カ月連続増)、フィットネスクラブ4・7%増(24カ月連続増)となり、練習場以外は回復が続いている。

関連記事:2024/4/5 10月動態統計、ゴルフ場は売上高2・9%減

「ゴルフ特信」第7036号より一部抜粋

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