2024.05.20
2024/5/20 令和5年プレー料金指数、106・6Pで3・3%上昇
総務省統計局が発表した令和5年12月の全国消費者物価指数(2020年基準、CPI)は106・4ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で前年同月比2・3%上昇し、28カ月連続の上昇となった。また令和5年1年間の全国消費者物価指数は105・2Pでこの1年間で3・1%上昇した。1982年以来の3・1%上昇となり〝41年ぶりの歴史的な物価上昇〟、〝第2次オイルショック以来という歴史的な物価高〟とも報道された。
一方、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の12月の全国指数は110・1Pで、前年同月比は5・1%上昇し、21カ月連続で上昇した。令和5年のプレー料金平均指数(1~12月)は106・6Pで前年比3・3%上昇となり、これで7年連続上昇となった。2016年までほぼ右肩下がりが続いたが徐々に回復し、21世紀で最大の上昇幅となった。
東京都区部の5年12月ゴルフプレー料金は119・3Pで前年比1・2%上昇。5年は106・3Pで0・2%下落し、2年連続の下落となった。もっとも東京都区部は5年7月から6カ月連続上昇し、再び上昇傾向にある。
ゴルフ練習場の12月消費者物価指数は103・2Pで2・0%上昇し、24カ月連続の上昇。令和5年でも102・3Pで1・7%上昇し、6年連続の上昇となった。
ちなみに、小売物価統計による主要都市部の12月のゴルフプレー料金でみると、東京都区部が前出通り1万5537円(1・2%増)で最も高く、福島市が1518円(前年同月同)で低い。集計44都市のプレー料金は単純平均で5507円となり、前年の41都市での5426円と比べ1・5%の上昇となり4カ月連続の上昇となった。
ゴルフプレー料金は全体平均の物価上昇率を上回っており、今後が注目される。