2024.06.06
2024/6/6 全国判明分2023年入場者、前年比1・24%の減少に
全国判明分の2023年入場者状況がまとまった。
全国41都道府県1158コースの延べ入場者数は4969万9516人で、前年同期(1157コース)の5032万3720人に比べ62万4204人、率にして1・24%の減少となった。21年9・11%増、22年1・51%増と2年連続のプラスを記録してきたが、23年は3年振りのマイナスとなった。
北から順にみていくと、北海道(110コース)延べ入場者数313万8323人で前年同期比1・22%増(前年4・23%増)、東北地区(101コース)315万8612人で0・93%減(0・85%減)、栃木、東京、山梨3都県計(154コース)701万3532人で1・37%減(1・70%増)、中部地区(201コース)926万6641人で1・34%減(0・61%増)、関西地区(236コース)1154万4581人で2・33%減(1・43%増)、中国地区(107コース)434万687人で2・91%減(1・77%増)、四国地区(57コース)228万9406人で1・33%減(1・57%増)、九州地区(192コース)894万7734人で0・30%増(2・20%増)となり、北海道及び九州地区を除いて前年実績を下回っている。
都道府県別では、沖縄県の4・66%増をはじめ熊本県3・42%増、宮崎県3・33%増など九州地区の県を中心に計10県でプラスとなった。減少は31都道府県にのぼり、日本海側の鳥取県10・93%減、島根県5・16%減、秋田県4・99%減、石川県及び福岡県北部地区4・44%減での落込みが大きかった。
12月の全国判明分については、1073コースで378万8794人の延べ入場者を数え、前年同月に比べ16万1791人、4・46%増加している。22年12月は記録的大雪に見舞われるなどで6・68%の大幅減少となったが、23年12月は天候にも恵まれて特に日本海側の各県で20%~155%増加し21年12月レベルにまで回復している。
2023年の入場者状況は、年初から4月くらいまでおおむね順調に推移していたが、5月以降は梅雨時期の大雨や線状降水帯による豪雨、夏場の酷暑といった異常気象で客足が大きく鈍り、コロナ禍での右肩上がりが途切れた。