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2024.06.14
2024/6/14 23年家計調査、29歳以下筆頭にプレー消費が異常な伸び

総務省統計局がまとめた2023年「家計調査」(家計収支編)によると、実態以上にゴルフプレーへの消費支出増加が続き、驚くべき結果となった。しかも12月家計調査での二人以上の世帯の消費支出は前年同月比で実質2・5%減少(10カ月連続減少、名目0・4%増加=5カ月連続増加)であり、勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は前年同月比で実質7・2%減少(15カ月連続減少、名目4・4%減少=8カ月連続減少)と非常に弱かっただけに、ゴルフへの力強い消費が際立つこととなった。
23年家計調査でのゴルフ関係消費を二人以上世帯のデータでみると、ゴルフプレー料金の購入頻度は100世帯当たり171回で前年と比べ33・6%増、1世帯当たり支出平均は1万1377円で前年より36・0%増で支出平均は3年連続の増加となったが、過去10年で1万円を上回った年はなく、プレー料金支出の統計を取り始めた2010年(同年は7743円)以降最多となった。一方ゴルフ用具の購入頻度では100世帯当たり16回で前年より14・3%増加し、1世帯当たりの支出平均は1467円で前年比15・6%の大幅増加となった。22年は42・9%もの大幅上昇した21年の反動減で22・4%の大幅減少となっていた。

23年を世帯主年齢別でみると、ゴルフプレー料金の頻度は60代が315回で世代間トップとなり、前年比でも31・8%増加した。次いで70歳以上224回、50代111回、次に29歳以下85回で、増加率では29歳以下が466・7%増と圧倒的だった。プレー消費面では60代が2万779円でトップ、70歳以上は1万3593円、次に50代9229円、29歳以下7671円となり、増加率ではやはり29歳以下が508・3%増と断トツの伸びであったが、全ての世代で2桁増加の異常事態となった。
12月だけで見てもゴルフプレー料金の頻度は14回で40%増、支出金額は1075円で43・0%増となっており、特に29歳以下は6562・5%増、70歳以上も120・8%増と異常な数値が並んだ。

一方、ゴルフ用具への支出は12月が16・3%減で2カ月振りの減少となったが、年間トータルでは15・6%増(前年は22・4%減)とプラスを維持した。プレー料金ほど強い数値ではないが、やはり29歳以下が12月に今年10月に次ぐ消費を記録して年間では前年比1150%増を記録しており、コロナ禍以降ゴルフへの消費が極大化していることとなった。

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「ゴルフ特信」第7047号より一部抜粋

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