一季出版株式会社

2024.07.16
2024/7/16 1月動態統計、売上高2・8%増で3カ月連続増

経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の2024年1月分速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は55万120人で前年同月比3・4%の増加となり、2カ月連続の増加となった。一方売上高は54億65百万円で前年同月比2・8%の増加となり、3カ月連続の増加(5月1・2%減、6月2・4%増、7月5・1%増、8月1・9%増、9月7・8%増、10月2・9%減、11月1・3%増、12月6・2%増)となっている。
1月は、土・日祝日の日数が前年同月比1日少なかったが、平均営業日数は18・9日で前年同月と比べ4・6%増加した。利用料金収入は平日が日数増加で11・2%の増加、土・日祝日は日数減で6・4%の減少となった。
曜日別での利用者数は、平日で会員13・2%増、非会員8・4%増、土・日祝日は会員5・5%減、非会員2・9%減となった。食堂・売店(直営)収入は5・8%増で3カ月連続増。キャディフィは2・9%増で2カ月連続増。

1月の18ホール換算は、営業ホール数が前年同月と全く同じで、利用者数3・4%増、売上高2・7%増と動態統計発表とほぼ同じ。客単価(1人当たり利用額)は9934円で前年同月比0・6%のダウンとなった。12月は1万716円でコロナ前に最高額を記録した2019年11月以降で最高額を記録していたが、季節要因もあるが5カ月振りに1万円を割り込むこととなった。客単価が前年同月を下回ったのは2021年9月以来であった。
一方、ゴルフ練習場の1月は利用者数が土・日祝日に前年同月比9・5%の大幅減でトータルでは2・8%減、売上高は1・3%減で、2カ月振りの減少、1月としては2年連続の減少となった。練習場は23年12月に14カ月振りの増加であった。

なお、1月の対個人サービス売上高は遊園地・テーマパークが19・4%増(27カ月連続増)と依然絶好調で、ボウリング場7・7%増(27カ月連続増)、パチンコホール5・9%増(19カ月連続増)、フィットネスクラブ2・9%増(26カ月連続増)と練習場以外の業種は増加が続いている。

関連記事:2024/6/30 23年ゴルフ練習場動態統計、利用者数は7・8%減少

「ゴルフ特信」第7058号より一部抜粋

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