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2024.08.16
2024/8/16 能代カントリークラブ(秋田)の秋北観光開発㈱、破産手続開始

能代カントリークラブ(18ホール、秋田県山本郡)を経営する秋北観光開発㈱(津谷正子代表取締役、本社同)が昨年12月18日に事業を停止していたが、令和6年3月5日付けで秋田地裁民事第2部から破産手続開始決定が出されたことが3月14日付け官報に掲載された。
破産管財人には虻川(あぶかわ)高範弁護士(秋田中央法律事務所、秋田市)が選任されている。財産状況報告集会・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和6年7月9日午後2時となった。
同社は、ゴルフ人口の減少や新型コロナウイルス禍で利用が低迷。昨年7月の大雨被害や猛暑が追い打ちをかけ、資金繰りが悪化していたことから同年12月18日に事業を停止。当時、代理人弁護士を通じて複数の事業者と事業承継を模索している模様とも報じられていた。

破産管財人によると、管財人の下でゴルフ場を営業する考えはなく、ゴルフ場を営業するとした場合は事業譲り受け先次第と説明しており、現段階では事業譲り受け先についての情報開示は行っていないとして、ゴルフ場の営業再開可能性についての言明はしていない。ゴルフ場は昨年12月17日まで営業し、その後事業停止となっているが、民事再生での事業承継交渉はまとまらず、本来ゴルフのシーズンが始まる3月中旬にも間に合わなかったことになる。
いずれにしても、債権者には財産状況報告集会等の案内を出しており、その際には配当方針についての報告がなされる模様だ。債権者数の詳細はわかっていない。

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「ゴルフ特信」第7069号より一部抜粋

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