経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の２０２４年２月分速報を発表した。
同月のゴルフ場（経済産業局所在の８都道府県のゴルフ場）の利用者数は50万２６０９人で前年同月比４・４％の減少となり、３カ月振りの減少となった。売上高は48億59百万円で前年同月比３・９％の減少となり、４カ月振りの減少（５月１・２％減、６月２・４％増、７月５・１％増、８月１・９％増、９月７・８％増、10月２・９％減、11月１・３％増、12月６・２％増、１月２・８％増）となった。
２月は、土・日祝日の日数が前年同月比１日多くなり、平均営業日数は18・２日で前年同月と比べ６・３％増加した。利用料金収入は平日が日数減で11・５％の減少、土・日祝日は日数増も１・７％の増加にとどまった。

曜日別での利用者数は、平日で会員８・４％減、非会員10・０％減、土・日祝日は会員１・２％減、非会員５・０％増となった。食堂・売店（直営）収入は２・０％減で４カ月振り減。キャディフィは２・４％減で３カ月振り減となっている。
２月の18ホール換算は、営業ホール数が前年同月から１・０％減少し、利用者数３・４％減、売上高２・９％減。客単価（１人当たり利用額）は９６６８円で前年同月比０・５％増と２カ月振り上昇した。１月は客単価が９９０３円で２０２１年９月以来の前年同月比減少であった。

一方、ゴルフ練習場の２月は利用者数が土・日祝日に前年同月比５・３％の増加でトータルでは０・８％増、売上高は１・９％の増加となり、２カ月振りの増加。
なお、２月の対個人サービス売上高は遊園地・テーマパークが24・３％増（28カ月連続増）と依然絶好調で、ボウリング場12・３％増（28カ月連続増）、パチンコホール７・０％増（20カ月連続増）、フィットネスクラブ３・８％増（27カ月連続増）と定期的に取り上げた業種ではゴルフ場以外の業種は増加となっている。

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「ゴルフ特信」第７０７１号より一部抜粋