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2024.09.01
2024/9/1 茨城県内韓国観光客、23年度約2万人で9割がゴルフ客

全国でも有数のゴルフ場を数える茨城県では昨年度、韓国からの観光客数が過去最多を超え、しかもそのうち9割がゴルフ客であることがわかった。
地元の茨城新聞が報じたところによると、23年度に県内で宿泊した韓国の宿泊客は2万人前後になる見通しで、同年4~12月でも速報値で延べ1万3950人を記録し、最多だった18年度の1万3500人を9カ月間で上回ったという。4~12月のツアー数は616件で、同じく最多だった18年度の384件を超えた。

同県は韓国からのゴルフ客に注目し、現地の旅行会社にプロモーションを展開するなど、茨城県への誘客を行ってきている。韓国ではコロナ禍後にゴルフが一大ブームとなり、同国内ゴルフ場のプレー代も高騰し、ゴルフ場も多くプレー代も安い日本へのゴルフツアーが復活している。
県観光誘客課によると、昨年度の宿泊者数は観光庁のデータで、ツアー数などはヒアリングによるもの。現在韓国から茨城空港への直行便がないため、成田空港や羽田空港経由で茨城県に来訪しており、10~20名のゴルフツアー客は鹿行地域に宿泊して周辺ゴルフ場でプレーするのが人気エリアという。その他、つくばや県北にもゴルフ場が多いことから、アクセスが良くなるよう茨城空港利用のチャーター便や定期便の復活にも期待しているようだ。

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「ゴルフ特信」第7073号より一部抜粋

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