一季出版株式会社

2024.09.17
2024/9/17 3月動態統計速報、売上高2・4%減で2カ月連続減

経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の2024年3月分速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は68万1734人で前年同月比8・2%の減少となり、2カ月連続の減少となった。売上高は72億45百万円で前年同月比2・4%の減少となり、2カ月連続の減少(10月2・9%減、11月1・3%増、12月6・2%増、1月2・8%増、2月3・9%減)となった。

3月はPGMの月次でも報じた通り、前年に比べ土・日祝日が2日多かったものの雪や雨といった天候面で恵まれず、平均営業日数は21・0日で前年同月と比べ5・4%減少した。利用料金収入は平日が日数減で20・5%の減少、土・日祝日は日数増で17・8%の増加となった。18ホール換算を計算すると売上高1・7%減、利用者数7・6%減だが1日当たり利用者数は2・3%減も154・1人と多く、客単価は6・3%増加で1万円超えの1万627円となっている。
利用者数、売上高とも2カ月連続の減少となり、年度での比較も気になるところで、前年度比較は確報が出てから報じる。ちなみに23年1~12月の前年同期比較は売上高2・8%増も利用者数は1・2%減だった。

一方、ゴルフ練習場の3月は利用者数が土・日祝日に前年同月比14・1%の増加もトータルでは4・4%減、売上高は1・0%の減少となり、2カ月振りの減少となった。
なお、対個人サービス等の業種の3月売上高は遊園地・テーマパークが4・5%増(29カ月連続増)、ボウリング場5・6%増(29カ月連続増)、パチンコホール9・1%増(21カ月連続増)、フィットネスクラブ3・6%増(28カ月連続増)と天候の影響からか屋内で楽しむサービスが比較的好調で、屋外もある遊園地は前月までの2桁増加ではなくなった。

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「ゴルフ特信」第7082号より一部抜粋

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