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2024.09.26
2024/9/26 西武HD、需要増取込みと値上げ取組で営業収益12%増

㈱西武ホールディングス(西山隆一郎代表取締役社長兼COO、東京都豊島区)は先ごろ、2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)決算短信(連結)を発表した。
それによると、2024年3月期の連結業績は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う需要の増加を着実に取り込み、加えて値上げの取組によって営業収益が前年同期比11・5%増の4775億98百万円、営業利益が477億11百万円(前年同期比115・4%増)、経常利益が430億円(同113・6%増)と大幅に増加した。親会社株主に帰属する当期純利益については、政策保有株式の売却(前期4銘柄、後期7銘柄)や前期に計上した資産譲渡(ザ・プリンスパークタワー東京など)に伴う反動減などにより、269億90百万円で前年同期に比べ52・4%減少している。

セグメント別の営業収益では、「都市交通・沿線事業」が1488億26百万円(前期比6・9%増)、スポーツ業(ゴルフ場、ボウリング業、スキー場等)を含む「ホテル・レジャー事業」が2292億65百万円(同17・7%増)、「不動産事業」が790億79百万円(同4・5%増)など全セグメントで前期比増となっており、中でもホテルの増収で「ホテル・レジャー事業」が大きな伸びをみせている。
ホテル・レジャー事業の営業収益の内スポーツ業についてみると、〝スポーツ業(保有・リース)〟は前期比20億77百万円減、12・4%減の146億95百万円、〝スポーツ業(MC・FC)〟は同15億38百万円増、208・1%増の22億76百万円となった。増加や減少要因は、一部ゴルフ場・スキー場の資産譲渡に伴う直営から運営受託への変更によるものとしている。

なお、2025年3月期通期の連結業績予想では、ホテル・レジャー事業での値上げによるRevPAR上昇により営業収益を今期比2・4%増の4890億円。営業利益は電気動力費や水道光熱費・原材料費・賃上げを含む人件費等が増加するなどで同16・2%減の400億円、経常利益は同18・6%減の350億円の見込みとしている。

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ゴルフ特信」第7084号より一部抜粋

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