2024.10.19
2024/10/19 景気ウォッチャー5月調査、現状上昇も、先行き続落
内閣府は10日、『景気ウォッチャー調査』の令和6年5月調査の結果を公表した。
北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は7地域(4月7地域)計10人(11人)で最高評価の〝良くなっている〟は0人(0人)、〝やや良くなっている〟は2人(1人)、〝変わらない〟は3人(4人)、〝やや悪くなっている〟は5人(6人)、〝悪くなっている〟は0人(0人)。現状判断DIを独自に算出すると、令和6年5月は42・5となり、前月の38・6に比べ3・9ポイント(以下、P)上昇し、2カ月振りのアップとなっている。
5月は、「来場者数は前年比ではプラスで好調だが、客単価は前年を下回っている」(北関東地域、従業員、やや悪くなっている)、「春先から今月まで入場者数は前年以上を維持しているが、予算的には今一つの状態が続いている」(東海地域、支配人、変わらない)、「ゴールデンウイーク期間の来場者数は前年を上回ったが、単価は若干減少した。月全体では、来場者数は横ばい」(中国地域、営業担当、変わらない)など、来場者数が前年並みか前年より増えていても、売上や客単価では下落となっていることから、現状の景気判断が芳しくない。
『先行き判断』は7地域(4月7地域)計13人(13人)が回答。〝良くなる〟は0人(0人)、〝やや良くなる〟は1人(1人)、〝変わらない〟は4人(8人)、〝やや悪くなる〟5人(2人)、〝悪くなる〟は3人(2人)。令和6年4月の先行きDIは30・8で、前年同月の35・4に比べ4・6P下落し、4カ月連続のダウンとなった。
先行きでは、気象庁が今年6~8月の3か月予報で今夏が全国的に高温の見通しを発表しており、「屋外でのレジャーは厳しくなる」(北関東地域、従業員、悪くなる)、「前年比では来場者数、売上共に5%減少を見込んでいる」(南関東地域、経営者、悪くなる)など、プレー予約や来場者に悪影響を及ぼすと予想するウォッチャーが多かった。