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2024.10.23
2024/10/23 釧路空港ゴルフクラブ(北海道)今年度は営業休止の方針と

1981(昭和56)年8月開場の釧路空港ゴルフクラブ(27ホール、北海道白糠郡)は、先ごろ「休業のお知らせ」をホームページに掲載して、今年のゴルフ場営業の休止を決めた。
文面は〝今シーズンの営業開始に向けて準備を進めて参りましたが、現在の状況から、皆様にご満足いただけるようなサービスをご提供できないとの判断に至り、釧路空港ゴルフクラブの営業を休止することにいたしました〟と説明し、〝日頃から賜りましたご厚情に心より感謝申し上げますとともに、ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます〟と挨拶している。

コース電話には従業員が対応していたので状況を聞くと、「例年は4月下旬にオープンしていますが、今年はオープンせずに年内休業が6月に入って決まった」と説明している。昨年9月28日には「ゴルフカートを全台新車に入替え(5人乗りカート60台・2人乗りカート20台)。今まではガソリン式カートでしたが今回、全台電気カートに変更となりました。静かで乗り心地バツグン!さらにナビも付いて初めてプレーする方も快適にラウンドいただけます」と案内していたので休業は突然だったようだ。
運営はパブリックで、従業員は季節雇用が多く、電話で対応する従業員などが残って働いているという。

現地に登記されている釧路空港ゴルフクラブ㈱(藤原正哉代表取締役)は2017(平成29)年5月2日設立で、商号譲渡人の債務に関する免責として、「当会社は、平成29年5月26日ゴルフ場事業に関する免責譲渡を受けたが、譲渡会社である㈱キノシタ(事業上使用される名称「釧路空港ゴルフクラブ」)の預託金債務については、責に任じない」と明記されている。
すでに釧路空港GCが太陽光発電の「再生可能エネルギー事業」をコアに、ウェルネス事業、デベロップ事業、投資事業を行っている㈱ブルーキャピタルマネジメントのグループ会社に位置付けられていることがわかっており、ゴルフ場の運営を継続するか、再生可能エネルギー事業に転用するかの検討も行われることになりそうだ。
釧路空港GCは、たんちょう釧路空港とは道路1本を隔てて隣接しているそうで同空港から車で3分、道東の中心都市・釧路市の中心部から20kmほど西の空港の高台に位置する「北の原生林」に囲まれたオールド・コースともHPで説明している。

ゴルフ特信」第7095号より一部抜粋

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