2018.05.21
2018/5/21 ㈱平和が連結業績を発表
パチンコ等の機器メーカーで、ゴルフ場事業のPGMホールディングス㈱(PGMH、田中耕太郎社長、東京都台東区)を完全子会社としている㈱平和(嶺井勝也社長、東京都台東区)は5月10日に、平成30年3月期(4~3月)の連結業績を発表した。
同期の売上高は1327億65百万円(28・7%減)で、営業利益139億31百万円(61・9%減)、経常利益131億5百万円(63・2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益67億99百万円(74・9%減)となった。
同期のセグメント別情報では、遊技機事業が売上高515億52百万円(52・3%減)で営業利益は71億49百万円(75・8%減)、ゴルフ事業が812億13百万円(4・0%増)で営業利益99億30百万円(9・2%減)となった。
同社では遊技機事業について、射幸性を抑えた遊技機への移行やギャンブル等依存症抑制の観点から平成30年2月1日を施行期日とした法律規則等の影響により、遊技機市場が低調に推移したと報告。パチンコ機の販売台数は11・7万台(前期比7・4万台減)、パチスロ機は2万台(6万台減)だったという。
ゴルフ事業については当期に5ゴルフ場を取得して運営を開始したことやハイグレードゴルフ場ブランド「GRAND PGM」を昨年7月に発足したこと等を報告。売上高は昨年10月に悪天候や台風の縦断で落ち込みがあったものの新規取得のゴルフ場が寄与して増加。利益面については新規ゴルフ場や「GRAND PGM」関連の費用発生等により前期から減少したとしている。
今後の見通しについては、遊技機事業でパチンコ機13・5万台、パチスロ機5万台の販売を見込み、前期よりは回復を予想している。ゴルフ事業は「商品価値の向上」、「中長期視点での安定的な運営」及び「AIを活用したゴルフ場運営の自動化・効率化の推進」を重点目標として、さらなる成長を目指すという。以上から31年3月期は売上高1553億円(17・0%増)、営業利益270億円(93・8%増)、当期純利益174億円(155・9%増)を見込んでいる。