2025.01.08
2025/1/8 東京、中国、四国が判明、8月は入場者大幅減の様相
東京都及び中国地区、四国地区の8月入場者状況が判明した。同月は台風が5個(台風5号~10号)発生、日本列島に接近、上陸し、中には伊勢湾台風(1951年9月本州に上陸した台風15号)クラスの勢力を持つ台風10号もあったことから、入場者数が前年実績を大きく下回っている。
東から順にみていくと、東京都(都支配人会調べ、15コース)は延べ入場者数が5万6263人で、前年同月の6万1311人に比べ5048人、8・23%の減少と2カ月連続のマイナスを記録し、2月の12・55%減に次ぐ減少率だった。入場者の内訳をみると、会員は2万7042人で前年同月比5・65%減、ゲストは2万9221人で10・50%減となり、ゲストが大幅に減った。
関東圏では、お盆時期に発生した台風7号が太平洋上をゆっくりと北東に進んで天気が荒れ、月の終わりは台風10号の外側ながら激しい雨に襲われた。そのため、東京都の延べ営業日数は448日で前年同月に比べ19日減っており、クローズの多さが入場者に影響した。
中国地区(一財・中国ゴルフ連盟調べ、105倶楽部)は、30万1994人で前年同月比2万1077人、6・52%の減少となった。今年2月から7カ月連続のマイナスで、今年3番目の落込みだった。県別では鳥取県(加盟8倶楽部)が延べ入場者数1万9518人で前年同月に比べ3・87%の減少、広島県(40倶楽部)が12万4867人で5・29%の減少、島根県(6倶楽部)が1万6713人で1334人、7・39%の減少、岡山県(35倶楽部)が8万7621人で7221人、7・61%の減少、山口県(16倶楽部)が5万3275人で8・20%の減少と続いている。
四国地区(四国ゴルフ連盟調べ、57倶楽部)は、14万9369人で前年同月比9786人、6・15%の減少となった。2カ月連続で5%を超えるマイナスとなっている(7月は8・69%減)。県別をみると、高知県(加盟10倶楽部)が延べ入場者数2万7429人で前年同月に比べ3・40%の減少となり、以下、徳島県(12倶楽部)2万8820人で5・00%の減少、愛媛県(19倶楽部)5万2678人で7・11%の減少、香川県(16倶楽部)4万442人で7・49%の減少となっている。
中国地区の岡山県、広島県、山口県、四国地区の徳島県、愛媛県、香川県の計6県はいずれも台風10号の進路に近く、5%を超えるマイナスとなってしまった模様だ。
一方、8月実績を加えた今年1月からの累計入場者状況をみると、東京都は54万1646人で前年同期の55万5471人に比べ1万3825人、2・49%の減少、中国地区は267万3629人で7万3200人、2・66%の減少、四国地区は143万5377人で2万6400人、1・81%の減少となった。都県別では、徳島県0・71%の減少、愛媛県0・72%の減少、広島県1・06%の減少、東京都2・49%の減少、香川県2・78%の減少、山口県2・99%の減少、高知県3・23%の減少、岡山県3・24%の減少、鳥取県5・64%の減少、島根県7・07%の減少。
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