一季出版株式会社

2025.04.11
2025/4/11 訪日外客数、11月は30・6%増の318・7万人

日本政府観光局(JNTO)は、今年11月の訪日外客数を発表した。
11月の訪日外客数推計値は前年同月比で30・6%増の318万7000人となり、同月としては過去最高を記録。訪日外客数は単月で過去最高だった10月と2番目の7月に次いで史上3番目。2019年の同月比では30・5%増で、11月までの累計は23年比49・5%増、19年同期比13・7%増となった。年間累計は2019年を超え1964年の統計開始以来、過去最高。年間では3500万人を超える勢いだ。

11月の国・地域別では韓国が15・3%増の74万9500人(19年同月比265・5%増)でトップ、以下、中国が111・5%増の54万6300人(20・2%減)、台湾が12・7%増の47万8900人(15・8%増)、米国が31・5%増の27万8500人(81・6%増)を数えた。説明によると航空便数が2019年と同等の水準まで回復しているなか、先月に引き続き紅葉シーズンによる訪日需要の高まりにより、中国、韓国、台湾、米国などで前年同月に比べて訪日外客数が増加したことが押し上げ要因となった。1月からの累計では、23市場のうち5市場(韓国、香港、インドネシア、ベトナム、フランス)が11月時点で過去最高を更新し、これまでに計16市場が累計での過去最高を記録した。
1~11月累計の国・地域別では韓国が28・7%増の795万300人(19年同月比49・0%増)、中国201・8%増の637万6900人(28・2%減)、台湾46・0%増の555万3200人(22・3%増)、米国28・7%増の239万7800人(17・5%増)と中国の急回復と各国の大幅増が目立つ。
一方で出国日本人数は11月が117万5100人で前年同月比14・4%増となったが、2019年比ではまだ28・4%減だった。1~11月累計は前年同期比36・2%増の1182万人で19年比は35・7%減と、円安も影響して回復が緩やかだ。

関連記事:2025/3/17 韓国の政情不安に、訪日ゴルファー多い地域で困惑

「ゴルフ特信」第7173号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら