2025.04.20
2025/4/20 景気ウォッチャー12月、現状DIが大幅に下落
内閣府は今年1月14日、『景気ウォッチャー調査』の令和6年12月調査の結果を公表した。
北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』に回答したゴルフ場関係者は6地域(11月6地域)計8人(8人)で最高評価の〝良くなっている〟は0人(1人)、〝やや良くなっている〟は3人(4人)、〝変わらない〟は1人(3人)、〝やや悪くなっている〟は2人(3人)、〝悪くなっている〟は3人(1人)。
現状判断DIを独自に算出すると、令和6年12月は36・1で、前月の52・1に比べ16・0ポイント(以下、P)もの大幅下落となり、2カ月連続の下落となった。
12月は、〝変わらない〟との判断が南関東地域のウォッチャー(経営者)1人で、良いか悪いかの判断にはっきり分かれている。良い判断は東海から西の地域で、「12月は天候にも恵まれ、予算比及び前年比で入場者数は順調に確保できている」(東海地域、支配人)、「12月に入り、天候が安定し、直前の予約が増えてきた」(中国地域、営業担当)、「2~3か月先の予約の動きが観光からの旅行者を中心に活発になっている」(九州地域、従業員)と、天候面と予約状況の良さを判断理由に挙げている。
一方、『先行き判断』は7地域(11月7地域)計12人(13人)が回答。〝良くなる〟は0人(0人)、〝やや良くなる〟は2人(2人)、〝変わらない〟は6人(3人)、〝やや悪くなる〟2人(7人)、〝悪くなる〟は2人(1人)。令和6年12月の先行きDIは41・7で、前月の36・5に比べ5・2P上昇した。4カ月振りの上昇となった。
先行きについては、現状とは対照的に〝変わらない〟との判断が半数を占めている。冬季間の天候具合によって来客数が左右されることから予想しにくさもあるようだ。
なお、業種全般の令和6年12月DI(原数値)は現状49・0で前月比0・8P上昇(2カ月連続上昇)、先行き46・9で前月比1・5P下落(2カ月振り下落)となった。