2018.09.24
2018/9/24 7月動態統計、売上高16・8%減、利用者数16・7%減
経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の平成30年7月の速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は81万7258人で、前年同月比16・7%の減少。売上高も79億68百万円で前年同月比16・8%の減少となった。利用者数、売上高とも3カ月連続減少となっている。
7月の内訳をみると、利用料金収入は平日で8・2%減、土・日祝日は22・5%減と、豪雨や猛暑の影響に加え、土・日祝日の日数が前年より1日少なかったことも減少の要因となった。曜日別での利用者数は、平日で会員14・9%減、非会員8・6%減、土・日祝日は会員20・9%減、非会員25・5%減となった。食堂・売店(直営)は20・6%減、キャディフィは15・4%減となっている。
7月の18ホール換算(本紙集計、営業ホール数は前年同期比0・4%減)は、利用者数16・2%減、売上高16・2%減。客単価(1人当たり利用額)は9750円となり、前年同月に比べ率では現れなかったが4円アップした。
今年は1~3月で売上高2・0%減、利用者数3・4%減と低調にスタート。4~6月も売上高1・9%減、利用者数2・1%減と低調な推移で、さらに7月は月別では今年初の2桁減少だった。
またゴルフ練習場の7月も利用者数が土・日祝日に19・2%減少し全体では12・3%減、売上高は13・9%減で、ともに4カ月連続の減少となった。
7月の全国入場者数が、41都道府県集計で約15%となっていたことからほぼ予想された結果だが、今回発表されたサービス産業動態統計で同様の落ち込みとなったのはゴルフ場とゴルフ練習場だけ。その他はボウリング場6・0%減、遊園地・テーマパーク0・5%減、パチンコホールは1・8%減で、ゴルフだけが多大な影響を受けた。