2018.12.05
2018/12/5 9月動態統計、売上高15・2%減、利用者数14・9%減
経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の平成30年9月の速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は79万3780人で、前年同月比7・2%の減少。売上高も78億71百万円で前年同月比15・2%の減少となった。利用者数、売上高とも5カ月連続減少で、豪雨の7月に次ぐ減少となっている。
9月の内訳をみると、利用料金収入は平日で24・5%減、土・日祝日は5・5%減。土・日祝日の日数が前年より2日多かったが、台風の影響で減少となった。曜日別での利用者数は、平日で会員21・8%減、非会員25・6%減、土・日祝日は会員0・5%減、非会員5・6%減となった。食堂・売店(直営)は15・7%減、キャディフィは15・6%減となっている。
9月の18ホール換算(本紙集計、営業ホール数は前年同期比1・4%減)は、利用者数14・4%減、売上高13・7%減。客単価(1人当たり利用額)は9916円となり、前年同月に比べ79円、0・8%アップした。
今年は1~3月で売上高2・0%減、利用者数3・4%減と低調にスタート。4~6月も売上高1・9%減、利用者数2・1%減と低調に推移。7月は豪雨・猛暑の影響で月別では今年初の2桁減となる売上高16・8%減、利用者数16・7%減だった。8月は台風や猛暑の影響で売上高、利用者数とも7・2%減少した。7~9月は売上高13・4%減、利用者数13・5%減となった。
またゴルフ練習場の9月は利用者数が土・日祝日に6・2%増加したが、全体では10・1%減、売上高は10・7%減で、ともに6カ月連続の減少だった。
7月や8月の動態速報でも報じたが、今回発表されたサービス産業動態統計の対個人サービスでゴルフ場とゴルフ練習場は売上高の減少率が目立った。ボウリング場1・0%減、遊園地・テーマパーク1・3%増、パチンコホールは1・6%増だった。
9月はPGMの9月月次(関連記事参照)で、土・日祝日の日数が昨年よりも2日多いにもかかわらず台風が影響したと報じたが、とかく天候に左右されている。
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