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2018.12.22
2018/12/22  日本企業経営の海外ゴルフ場、前年と変わらず42コースに

「日本企業経営の海外ゴルフ場」は、今年11月下旬段階で、既設のみで42コースを数えている。
 日本企業経営の海外ゴルフ場は、昭和63年の調査開始から30年の間に、バブル景気によってその数が急増し、バブル崩壊によって激減した。19年以降は減少の勢いがやや弱まり、25年からは横ばいの傾向。今年は、昨年と同じ数だった。
 既設ゴルフ場の動向をみると、横浜カントリークラブグループが現地企業と共同経営を進めようとしているキアタニCC(18ホール、タイ)が、今年1月から既存のコースを解体、整地した上で、新たにコース造成に入っている(設計はギル・ハンス氏のハンス・ゴルフ・デザイン社)。クラブハウスも全面的に改修しており、2019年6月後半のプレオープン、同年秋のグランドオープンを目指しているという。メンバーの募集も現地及び日本など海外で実施する計画。

 平川商事㈱グループのホアカレイCC(18ホール、ハワイ州オアフ島)では、平成28年に着手したクラブハウス建設が継続中で、2019年の完成を予定している。
 一方、前回調査でも紹介したハイフォン・サクラGC(18ホール計画、ベトナム)は河川の堤防を移設する工事を実施することとなり、これに伴ってコースの設計変更の許認可を申請中だという。2019年4月ごろにもコース造成に着手する予定としている。
 同GCは設計家の川田太三氏がプロジェクトに参加した合同会社が建設を準備中で、完成すればベトナムで唯一の日系ゴルフ場となる。

 なお、国内での会員募集は、スターツグアムGR(18ホール、グアム島デデド市)とホアカレイCC、ビッグアイランドCC(同、ハワイ州ハワイ島)の3コースとなった。
 スターツグアムGRは、来年3月まで第15次募集として50万円で実施。ホアカレイCCは個人会員4万~6万ドル、法人会員8万ドルで募集継続中という。

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※「ゴルフ特信」第6314号より一部抜粋

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