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2019.01.16
2019/1/16 ジャパンメモリアルゴルフクラブ(兵庫) 三甲系にオーナー交代

 有馬ロイヤルゴルフクラブ(36ホール、神戸市北区)の姉妹コースでもあるジャパンメモリアルゴルフクラブ(18ホール、兵庫県三木市)が2018年12月20日をもって、オーナー交代した。

 経営の㈱レジェンド(大林功代表取締役会長)が同日、株式を三甲㈱に譲渡したもので、譲渡に当たっては理事や顧問弁護士の了承もあって行ったことを会員に通知した。通知によれば、クラブ評価も高く営業成績も順調に推移していたが、ゴルフ場を取り巻く環境が厳しく、中長期的に考えた結果として、確かな経営理念と社格、財政基盤を鑑みて譲渡先を決めたとしている。三甲㈱が所有するゴルフ場は、少数会員で会員権相場も高められていると評価し、㈱レジェンドのクラブコンセプトに共鳴した先様の経営方針と財政基盤は互いの長所を引き出し、相乗効果を起こすものと確信していると報告している。なお、譲渡後、社名、クラブ名とも変更せず、現役員は顧問として残り、引き続き現経営が運営する有馬ロイヤルGCとは姉妹コース提携を行うとしている。会員の権利、預託金は一切変りないとしている。三甲㈱は本社が岐阜県瑞浪市にあるプラスチック物流機器のトップメーカー。所有コースに谷汲CC(18ホール、岐阜県)、京和CC(同、愛知県)、榊原温泉CC(同、三重県)がある。

 ちなみに、㈱レジェンドは平成15年に再生計画認可となっており、退会会員(一般再生債権者)については、預託金の95%カットで、残りを10年分割返済。継続会員に関しては、預託金の70%カットで残りを10年間据置き、その後は年間2700万円を上限に、それを超える場合は抽選で償還するとしている。また、カット前の額面が3600万円以上の会員権については1800万円を基準とし、分割するとしていた。有馬ロイヤルGCの兵庫開発㈱も、退会会員は預託金の92%カットで、10年分割返済。継続会員は60%カットで10年据置後は年間4000万円を上限に償還。額面2000万円以上の会員権について1000万円を基準とし、分割を行うとなっていた。2コースともトーナメントも開催する高級志向のコースだが、償還を抱えての2コース運営は今後厳しくなると判断したようだ。

2018/11/22  PGM、レイクウッド系2コースの売買契約成立

※「ゴルフ特信」第6321号より一部抜粋

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