一季出版株式会社

2019.04.03
2019/4/3 ゴルフ関連企業にTOBやMBOの動き

印刷・出版事業、人材事業、葬祭事業やゴルフ場事業も展開する東証一部上場の㈱廣済堂(東京都港区)は今年1月17日、米投資ファンドのベインキャピタルによるTOBが発表され、経営陣も参加したMBOとされるが、旧村上ファンドの流れをくむレノが廣済堂の株式を大量保有して株価が上がり、先行きが若干不透明になっているという。
米投資ファンドや現経営陣はTOBにより一旦、非上場化する狙い。TOBの買付価格は610円であり、発表前日終値から約44%のプレミアムが付いていたが、2月6日にはTOB価格を大きく上回り848円を一時付けたこともあった。買い付け期間は3月1日までとなっている。
廣済堂はかつて子会社で国内外にゴルフ場を展開していたが、その後ゴルフ場事業を整理しており、現在は栃木県に系列コースがあるのみとなっている。
ゴルフ場も保有する企業では、非上場企業のオリオンビール㈱(沖縄県)が野村や米カーライルグループによるMBO提案に賛同している。
スポーツウェア大手の㈱デサント(大阪市天王寺区)は筆頭株主である伊藤忠商事から系列会社を通じたTOBを受けており、現経営陣が反発していることから推移が注目されている。

関連記事:2019/2/26 オリオンビール、野村Hグループ等のMBO提案に賛同

※「ゴルフ特信」第6339号より一部抜粋

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