2019.04.17
2019/4/17 ゴルフ場景気判断2月、現状判断、先行き判断ともやや良好
内閣府が行っている『景気ウォッチャー調査』の平成31年2月調査がこのほど公表され、現状判断、先行き判断ともにDI値が50台となった。
同調査結果によると、北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』(5段階評価)に回答したゴルフ場関係者は、6地域(1月6地域)の計8人(8人)で、最高評価の〝良くなっている〟は0人(0人)、〝やや良くなっている〟3人(5人)、〝変わらない〟3人(2人)、〝やや悪くなっている〟2人(0人)、〝悪くなっている〟0人(0人)との結果になった。
独自にDI値を算出すると2月は53・1で、前月の31年1月と同じ数値だった。
2月は昨年に比べて天候に恵まれ、「現時点での入場者数予算並みであるが、入場者数、売上共に前年を大きく上回っている」(東海地域、支配人、やや良くなっている)、「約半数の客の来場頻度が30%向上している」(南関東地域、経営者、やや良くなっている)と好調な声が挙がった。その一方で、近隣ゴルフ場の情報や客の話から価格上昇や来場者増加の話がないことから「景気は変わらない」(九州地域、従業員、変わらない)と判断したり、「来客数は若干伸びているが、状況は変わらない」(中国地域、営業担当、変わらない)、「客にもっとゴルフをしようという意識はないようである」(南関東地域、従業員、変わらない)など、天候の良さだけでは景気が上向きにならない状況ともなっている。
一方、『先行き判断』は6地域(1月6地域)の計8人(8人)が回答。それによると〝良くなる〟0人(0人)、〝やや良くなる〟3人(1人)、〝変わらない〟3人(4人)、〝やや悪くなる〟2人(3人)、〝悪くなる〟0人(0人)だった。
この結果、先行きのDI値は53・1となり、前月の43・8から9・3ポイントアップした。
今年は5月に改元、4月終わりから5月始めにかけて10連休を控え、それらによって消費上向きが予想されるなか、ゴルフ場でも南関東地域や九州地域で入場者増に期待を寄せている。東海地域では、2カ月先の予約数が〝ほぼ平年並み〟となっており、大きな変動なく推移するとの見方を示している。
ちなみに、業種全般の1月のDI値(原数値)をみると、現状判断DIが前月差3・4ポイントマイナスの44・8、先行き判断DIが前月差3・0ポイントプラスの50・0という結果だった。