2019.05.27
2019/5/27 平成30年度動態統計、ゴルフ場売上高3・2%減
経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の平成31年3月分速報を発表した。
それによると、同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)利用者数は64万9228人で前年同月比5・8%の増加、売上高は64億54百万円で前年同月比4・0%の増加で、売上高・利用者数とも3カ月連続の増加となった。
3月の内訳は、利用料金収入が平日で3・3%増、土・日祝日で5・7%増加した。その他売上高では食堂・売店(直営)が1・3%増、キャディフィ4・7%増となった。利用者数は、平日で会員3・8%増、非会員6・2%増、土・日祝日は会員5・8%増、非会員6・2%増となった。
1~3月では売上高8・0%増(前年同期は1・5%減)、利用者数10・1%増(2・9%減)となり、今年は降雪影響が比較的少なく大きく盛り返した。
年度ベースの比較で、売上高は3・2%減(0・2%増)、利用者数は2・9%減(0・3%減)となり、売上高は2年度振りの減少、利用者数は3年度連続の減少となった。四半期別では売上高が4~6月1・9%減、7~9月13・5%減、10~12月0・6%増と続き1~3月のプラスで2四半期続けてプラスとなり、上半期のマイナスを縮小した。利用者数では4~6月2・6%減、7~9月13・6%減、10~12月1・7%増で推移した。上半期、特に7月の豪雨と9月の台風がなければ前年度を上回っていた可能性が高く、堅調な需要に支えられていると見ることもできる。
3月の18ホール換算(本紙で集計)は、前年同月と営業ホール数が同じで、利用者数5・8%増、売上高4・0%増。客単価(1人当たり利用額)は1万円を割る9941円で、前年同月比172円、1・7%の下落となっている。1日当たりの利用者数は148・7人で前年同月比4・4%増加となった。
同調査は29年1月分、30年1月分より一部数値に変更が乗じたため不連続が生じ、増減率は調整しているという。
一方、3月のゴルフ練習場は、売上高が前年同月比0・9%増、利用者数は土・日祝日で4・2%増で、トータルでは2・1%増となった。売上高・利用者数とも3カ月連続の増加となった。年度比較では売上高4・3%減(前年度は0・4%減)で4年度連続の減少、利用者数は2・4%減(0・9%増)で2年度振りの減少となっている。
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