2019.07.29
2019/7/29 ゴルフフェアアンケート、SNSはLINEが主流
一般社団法人・日本ゴルフ用品協会(JGGA、アレックス M・ボーズマン会長、東京都千代田区)は、今年3月開催の「ジャパンゴルフフェア2019」で実施した一般来場者、ビジネス来場者へのアンケート調査結果を、7月2日発行のJGGANEWSでまとめた。
今年のゴルフフェア(3月22~24日、パシフィコ横浜にて開催)は、3日間の来場者がトータル6万487人と過去最高を記録した。そのうち一般来場者は4万3580人、ビジネス来場者は1万6272人となっている。アンケート回答は、一般来場者が691人(有効回答)、ビジネス来場者が421人。
まず「来場目的」(複数回答可)の設問をみると、一般来場者は〝様々なゴルフ商品情報〟47・4%、〝大手クラブメーカーの新商品〟40・9%など、ビジネス来場者が〝様々なゴルフ関連情報〟58・4%、〝大手メーカーの新商品〟29・7%などとなっている。ゴルフ産業の今を一つの場所で見て知ることができるゴルフフェアだけに、一般もビジネスも関係なく〝情報〟に対する関心が非常に高い。
「主に活用しているSNS」(複数回答可)について回答が一番多かったのは〝LINE〟で、一般来場者68・5%、ビジネス来場者61・0%と6割を超えた。日常生活はもちろん通常業務での連絡手段としてLINEがいかに浸透しているかがわかる結果だった。LINEの次に多かったのは〝Facebook〟(一般来場者29・5%、ビジネス来場者56・8%)、三番目は〝Instagram〟(ビジネス来場者43・0%)の順だった。一般来場者、ビジネス来場者とも、SNSはなくてはならないツールとなっており、JGGAではゴルフフェアや出展者側もSNSを活用したPRを早急に対応するべき改善点だと指摘している。
ゴルフフェアに関する質問もあり、一般来場者への「今後ジャパンゴルフフェアに強く求める内容」は〝大手クラブメーカーの出展〟40・5%がトップ、ビジネス来場者への「ゴルフフェアの役割」は〝ゴルファーを刺激することによる業界の活性化〟63・9%がトップだった。
なお、アンケートに回答した来場者のプロフィールだが、一般来場者は「性別」が〝男性〟69・2%、〝女性〟28・0%で女性来場者が年々増加傾向にあるとしている。「ゴルフの年間ラウンド数」は〝10~24回〟40・5%、〝9回未満〟23・5%、〝25~39回〟15・8%などの順で、これらの回答を〝年間10回以上〟でまとめると67・7%となり、プレー頻度の高いゴルファーがゴルフフェアに来場していることがわかる。ビジネス来場者は「業種」が〝ゴルフ用品小売〟22・1%、〝ゴルフ関連メーカー〟21・4%などと続くが、中でも〝ゴルフ練習場施設関連の企業従事者〟が比率は高くないものの前年の4%程度から今年15・4%と急伸しており、JGGAでは「近年増加傾向にあるインドアスクール関係者の来場者が増加した」と推測している。