一季出版株式会社

2019.08.27
2019/8/27 リソル第1四半期、再生エネルギー収益減で減収減益

リソルホールディングス㈱(平田秀明代表取締役会長兼CEO、東京都新宿区)は7月31日に、2020年3月期第1四半期(4~6月)の決算短信(連結)を発表した。

同期間の売上高は前年同期比18・7%減の50億70百万円で、営業利益は96・9%減の20百万円、経常利益は13百万円の損失、親会社株主に帰属する当期純利益は1億30百万円の損失と減収減益となった。
同期間のセグメント別の経営成績は、ゴルフ場運営事業が売上高10・8%減の13億69百万円で、利益は49・1%減の1億02百万円、ホテル運営事業が売上高33・1%増の26億95百万円で、利益は19・3%増の3億57百万円、再生エネルギー事業が売上高99・9%減の1百万円、利益は101・9%減の11百万円損失、CCRCが売上高11・0%減の6億69百万円等となった。ホテル運営事業で今年4月にホテルリソル秋葉原、ホテルリソル横浜桜木町、ペット&スパホテル伊豆高原の運営を開始するなど、宿泊の多様化に対応する新しいスタイルのホテル開発を進めるなど業容を拡大。ゴルフ運営事業では、シチュエーションに応じた4つの運営スタイル「上級」、「カントリークラブ」、「カジュアル」、「リゾートコース」でお客のニーズに対応するとともに、会員サービスの向上策として、グループ施設共通で使える「リソルカードG」会員の拡大と会員リピート率アップにより集客強化に努めた。CCRC事業では、千葉大学及び長柄町と提携し「リソル生命の森」で推進する「大学連携型CCRC」構想に向けて、ウェルネスエイジクラブの運営を通し、健康長寿延伸プログラムの質・量の充実を図った。また、更なる満足度向上と収益拡大を目指し、上級化路線に向けた施設の大規模リニューアル工事と温浴施設新設工事に着手したという。再生エネルギー開発事業では、今年下期本格稼働に向けて、福島県では約37メガワットの大規模発電事業(売電価格36円及び32円)の大型開発工事を順調に進めているという。ただし、投資再生ビジネスの収益を下期に予定していること等により、減収減益となったという。

同第1四半期末の総資産は345億39百万円となり、主に現金及び預金の減少等により前会計年度末に比べて6億98百万円減少したという。
なお、2020年3月期連結業績予想は、売上高215億円(前年度比2・6%増)、営業利益10億円(30・3%増)、経常利益19億円(22・3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益14億50百万円(1・8%増)で5月13日に公表した予想から変更ないとしている。

関連記事:2019/6/17 リソル3月期決算、豪雨での減収を資産売却等でカバー

※「ゴルフ特信」第6404号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら