2019.10.17
2019/10/17 会員制ゴルフ場評価、スタート予約改善し満足度が向上と
ゴルフ会員権業の㈱住地ゴルフ(小林隆太郎社長、東京都中央区)は、「第20回住地ゴルフホームコースアンケート」をホームページで公開しているので、その集計結果をここに紹介する。
所属クラブのメンバーがハード、ソフト面を評価して、その結果に基づいて関東・中部・関西の3地区に分け会員制ゴルフ場の総合評価ベスト10や項目別ベスト10のクラブを集計し発表しているもの。今回は今年5月1日から6月10日にかけて、1120コースのメンバーから計2万4303件の回答があったと報告している。
各地区の総合評価ベスト10に入った計30クラブは別表通りで、前回調査(調査は隔年で実施)でランク外の10クラブ(前回10クラブ)がベスト10入りした。関東では府中CC(東京)の1クラブがランク入り。中部では愛知CC(愛知)、島ケ原CC(三重)、スリーレイクスCC(同)の3クラブがランクイン、関西では芦屋CC(兵庫)、オークモントGC(奈良)、蒲生GC(滋賀)、北六甲CC(兵庫)、キングスロードGC(同)、西宮CC(同)の6クラブがランクインし入替えが激しくなった。特に中部地区では前回から名古屋GC(愛知)が外れて、愛知CCが入っており、老舗クラブの評価が固定化しなかった。
同調査では1~10位のランキングは発表していないが各項目ごとにベスト10のクラブを発表しており、概ね評価が高い要素が浮かび上がる。
例えば「コースに関して」の〝コースレイアウトの面白さ〟では総合ランクには入らなかったが関東では茨城GC(茨城)、大洗GC(同)、宍戸ヒルズCC(同)、日光CC(栃木)、箱根CC(神奈川)などトーナメント開催コースがランクイン。〝従業員・キャディの接客対応〟は総合ランクに入っていないが朝霧ジャンボリーGC(静岡)、カメリアヒルズCC(千葉)、桜ケ丘CC(東京)、千葉夷隅GC(千葉)、筑波CC(茨城)、箱根CC、飯能GC(埼玉)がランクイン。〝メンバーとしての満足度〟は総合ランク入りクラブ以外に筑波CC(茨城)、本厚木CC(神奈川)、箱根CCが入るが、ほぼ総合ランクに近くなっている。今回総合ランクインした府中CCは〝従業員・キャディの接客対応〟、〝料理の質、価格のバランス〟、〝土曜日のメンバースタート予約〟でランクインした。上位が固定化した中で、他の項目でもランク入りするのは難しくなっているようだ。
今回の集計結果について同社では「メンバーのスタート予約が改善され、満足度が向上しています」と話している。
なお、詳しくは住地ゴルフのホームページ(http://www.juchi.co.jp/)で。そこでは、都府県別の総合評価ベスト10も紹介している。