2019.10.21
2019/10/21 ヤフー㈱が㈱ＺＯＺＯを株式ＴＯＢにより子会社化
ソフトバンクグループのヤフー㈱（川邊健太郎社長、東京都千代田区）は、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する㈱ＺＯＺＯ（千葉市）の株式をＴＯＢにより子会社化すると12日に発表した。またＺＯＺＯでもこれに賛同し、前澤友作代表取締役社長は取締役も辞任し、12日に澤田宏太郎取締役が代表取締役社長兼ＣＥＯに就任した。創業者の前澤氏は保有する同社株約36％のうち約30％をヤフーに売却する方針という。
ＺＯＺＯは、来月24日から27日にアコーディア・ゴルフ 習志野ＣＣ（千葉県）で開かれる日本初のＰＧＡツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」の大会スポンサーで、賞金総額９７５万ドル（日本円で約11億円、１ドル＝１１３円想定）、優勝賞金１７５万ドル（約２億円、同上）と今秋話題のトーナメントだけにゴルフ界にも衝撃が走った。ＺＯＺＯの広報では12日に「特に今回の発表には影響なく行います」と回答している。
ヤフーではｐａｙｐａｙなどＥコマース事業を推進しており、ＺＯＺＯを子会社化することで相互補完し事業拡大する方針という。株式取得費用は最大で約４０００億円としている。
12日夕方にあった記者会見ではソフトバンクグループの孫正義社長と前澤友作氏が肩を組んで写真撮影に応じるなど和やかに進行。前澤氏は創業者としてＺＯＺＯとは関わるが、個人的には「月旅行など宇宙渡航への準備や新規事業を進めたい」などと話した。
