2019.11.18
2019/11/18 8月動態統計、売上高3・4%増、利用者数1・4%増
経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の令和元年8月の速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は83万2753人で、前年同月比1・4%の増加、売上高は78億19百万円で前年同月比3・4%の増加となった。増減だけでみると順調そうだが、今年8月は前年より土・日祝日の日数が2日多かったものの猛暑や雨もあり、台風と猛暑で利用者数で7・2%減、売上高で6・7%減だった昨年8月と比べ、反動の戻りが鈍かった。
8月の内訳をみると、利用料金収入は平日で9・7%減、土・日祝日は26・9%増と、日数の関係で土・日祝日が大幅に増えた。曜日別での利用者数は、平日で会員11・4%減、非会員10・5%減、土・日祝日は会員15・6%増、非会員26・6%増となった。食堂・売店(直営)は0・1%増、キャディフィは1・1%減となっている。
8月の18ホール換算(本紙集計、営業ホール数は前年同月と同)は、利用者数1・4%増、売上高3・4%増。客単価(1人当たり利用額)は9389円となり、前年同月に比べ181円、2・0%のアップとなった。
今年上半期累計は、1月と2月がともに大きく伸びた関係で1~3月が利用者数10・1%増、売上高8・0%増、4~6月は利用者数0・5%増、売上高1・3%減と伸び悩んだが、7~8月は前年が大幅減であったこともあり、1月から8月のトータルでは利用者数4・0%増、売上高2・5%増と好調さを保った。
またゴルフ練習場の8月は利用者数が土・日祝日に25・0%の大幅増となり全体では4・4%の増加、売上高は3・1%増加した。これで利用者数は4カ月連続増加、売上高は3カ月連続増加となった。
他のサービス産業では、好調が続く遊園地・テーマパークが1・0%増だったが、屋内型はボウリング場1・8%減、パチンコホールは5・1%減と7月同様やや奮わなかった。