2019.12.17
2019/12/17 ㈱平和の第2四半期業績、売上高は7・9%減少
パチンコ等遊技機器メーカーで、ゴルフ場事業のパシフィックゴルフマネージメント㈱(PGM、田中耕太郎社長、東京都台東区)を完全子会社としている㈱平和(嶺井勝也社長、東京都台東区)は11月13日、令和2年3月期第2四半期(4~9月)の連結業績を発表した。
同期の売上高は739億11百万円(前年同期比7・9%減)で、営業利益135億50百万円(34・7%減)、経常利益135億32百万円(33・5%減)、親会社の株主に帰属する四半期純利益94億07百万円(30・3%減)と減収減益だった。同期のセグメント別情報では、遊技機事業が売上高295億68百万円(20・1%減)で利益79億46百万円(49・3%減)、ゴルフ場事業が443億42百万円(2・7%増)で利益71億94百万円(6・4%増)。
説明では、遊技機業界では平成30年2月の遊技機新規制の影響が続いていて、ホールにおいてはプレーヤーの支持の高い旧規則機の入れ替えに慎重になっていて、新規則機の販売が依然として低調という。
一方、ゴルフ場事業では、9月に発生した台風の影響で千葉県の一部ゴルフ場で停電等によるクローズがあったが、新規獲得したゴルフ場や既存ゴルフ場が健闘したことにより、前年同期より微増になったという。直近ではポートフォリオの入替えに伴い今年5月31日にレオマ高原GC(徳島)の全株式を譲渡し、運営受託を開始。7月にPGM富岡CCノースC(旧・レイクウッドGC富岡C、群馬)の株式譲渡契約を締結し、10月より運営を開始した。
なお、台風15号、19号、21号に伴う大雨の影響についてはクローズによる売上機会損失はあるものの今後の影響は限定的、復旧費用についても設備投資計画値の水準で拠出を予定とした。遊技機も下期以降に巻き返すとして令和2年3月期連結業績予想は通期(4~3月)で売上高1557億円(7・4%増)、営業利益286億円(2・1%増)、経常利益277億円(0・9%増)、当期純利益180億円(10・2%増)、株主配当も据え置いている。