2019.12.28
2019/12/28 リソル第2四半期、売上高10・9%減で減収減益
リソルホールディングス㈱(平田秀明代表取締役会長兼CEO、東京都新宿区)は先ごろ、2020年3月期第2四半期(4~9月)の決算短信(連結)を発表した。
同期間の売上高は前年同期比10・9%減の101億23百万円で、営業利益は98・2%減の13百万円、経常利益は98・6%減の10百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3億39百万円の損失と、減収減益となった。
同期間のセグメント別の経営成績は、ゴルフ場運営事業が売上高10・8%減の25億13百万円で、利益は24・6%減の1億26百万円、ホテル運営事業が売上高22・9%増の56億16百万円で、利益は2・8%増の8億34百万円、CCRCが売上高15・5%減の12億58百万円で25百万円の損失、福利厚生事業が5・2%減の7億04百万円で1億88百万円の損失、再生エネルギー事業が98・8%減の18百万円、50百万円損失等となった。
ホテル運営事業で今年4月にホテルリソル秋葉原、ホテルリソル横浜桜木町、ペット&スパホテル伊豆高原、7月にペット&スパホテル伊豆ワンの運営を開始するなど、宿泊の多様化に対応する新しいスタイルのホテル開発を進めるなど業容を拡大。ゴルフ運営事業では引き続き、シチュエーションに応じた4つの運営スタイル「上級」、「カントリークラブ」、「カジュアル」、「リゾートコース」でお客のニーズに対応するとともに、会員サービスの向上策として、グループ施設共通で使える「リソルカードG」会員の拡大と会員リピート率アップにより集客強化に努めた。CCRC事業では、千葉大学及び長柄町と提携し「リソル生命の森」(2020年4月にリソルの森に名称変更予定)で推進する「大学連携型CCRC」構想に向けて、健康長寿延伸プログラムの質・量の充実を図った。また、更なる満足度向上と収益拡大を目指し、上級化路線に向けた施設の大規模リニューアル工事と温浴施設新設工事に着手したという。再生エネルギー開発事業では、今年下期本格稼働に向けて、福島県では約37メガワットの太陽光発電事業(売電価格36円及び32円)の大型開発工事を順調に進めているという。ただし、投資再生ビジネスの収益を下期に予定していることや台風等の自然災害による特別損失の計上もあり、減収減益になったという。
なお、2020年3月期連結業績予想は、売上高215億円(前年度比2・6%増)、営業利益10億円(30・3%増)、経常利益19億円(22・3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益14億50百万円(1・8%増)で5月13日に公表した予想から変更ないとしている。