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2020.01.12
2020/1/12 景気判断11月、好天で現状判断のDI値が大きく上昇

内閣府が行っている『景気ウォッチャー調査』の令和元年11月調査が9日に公表された。11月は、天候に恵まれ現状判断DI値が2カ月振りに上昇し、標準の50まで回復した。
同調査結果によると、北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』(5段階評価)に回答したゴルフ場関係者は、6地域(10月6地域)の計9人(9人)で、最高評価の〝良くなっている〟は0人(2人)、〝やや良くなっている〟4人(1人)、〝変わらない〟2人(2人)、〝やや悪くなっている〟2人(2人)、〝悪くなっている〟1人(1人)という結果になった。

独自にDI値を算出すると11月は50・0で、前月の33・3に比べ16・7ポイント(以下、P)も上昇した。
11月は、台風に見舞われた9月、10月から一転、天候に恵まれ、「来場者が増加している」(北関東地域、総務担当、やや良くなっている)、「クローズの多かった前月の売上減は取り返せないが、来場者数、売上は良好である」(甲信越地域、経営者、変わらない)、「今月の入場者数はほぼ前年並みに推移している」(東海地域、支配人、やや良くなっている)と順調だった。しかし、こうした回答がある一方で、「台風19号の被害が影響して、やや悪くなっている」(甲信越地域、経営者、やや悪くなっている)、「台風19号の大雨による冠水でゴルフ場等も大規模な被害を受け、まだ災害復旧中で営業できない」(南関東地域、従業員、悪くなっている)と、台風被害からいまだ回復できずにいるとするゴルフ場もあった。
一方、『先行き判断』は6地域(10月6地域)の計8人(9人)が回答。それによると〝良くなる〟0人(1人)、〝やや良くなる〟2人(1人)、〝変わらない〟1人(3人)、〝やや悪くなる〟4人(3人)、〝悪くなる〟1人(1人)となっている。
この結果、先行きのDI値は37・5となり、前月の44・4に比べ6・9P下落した。

先行きでは、「例年、これから寒くなるので、来客数は減少する」(北関東地域、総務担当、悪くなる)、「天候次第ではあるが、雪が降らなければ許容できる一定水準で推移する」(南関東地域、経理担当、やや悪くなる)と、寒さや雪を気にする回答が目立った。また、中国、九州地域における韓国客の動向だが、中国地域では「韓国からの客が減り、やや悪くなる」として〝やや悪くなる〟と判断する一方で、九州地域は「減便していた韓国航空便が一時的ではあるが増加」していることなどから「忘年コンペ予約も順調に推移しており、やや上向いていく」との理由から〝やや良くなる〟と判断している。
ちなみに、業種全般の11月のDI(原数値)をみると、現状判断が前月比2・9P上昇の39・2、先行き判断が前月比1・9P上昇の45・5という結果だった。

関連記事:2019/12/20 景気判断10月、現状判断のDI値が大きく下落

※「ゴルフ特信」第6453号より一部抜粋

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