2020.02.16
2020/2/16 11月動態統計、売上高2・8%増、利用者数0・1%減
経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の令和元年11月の速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は81万3912人で、前年同月比0・1%%の減少。売上高は87億03百万円で前年同月比2・8%の増加となった。11月は東日本のゴルフ場で10月の台風19号の影響が残ったようだが、土・日祝日の日数が前年より1日増えて、全体の売上高がプラスとなった。
その11月の内訳をみると、利用料金収入は平日で2・4%減、土・日祝日は12・1%増。曜日別での利用者数は、平日で会員4・4%減、非会員6・0%減、土・日祝日は会員3・7%増、非会員11・1%増となった。食堂・売店(直営)は2・5%増、キャディフィは3・4%減だった。
11月の18ホール換算(本紙集計、営業ホール数は前年同期と同じ)は、利用者数0・1%減、売上高2・8%増。客単価(1人当たり利用額)は1万693円となり、前年同月に比べ306円、3・0%のアップとなった。
今年は1~3月で売上高8・0%増、利用者数10・1%増、4~6月は売上高1・3%減、利用者数0・5%増と低調だったが、7~9月は昨年7月と9月が西日本豪雨や台風と荒れただけに売上高9・0%増、利用者数9・1%増と戻した。10月は売上高2・1%減、利用者数1・8%減となったが1~11月を集計すると売上高3・51%増、利用者数4・31%増と好調を維持している。
ゴルフ練習場の11月の動態調査は利用者数が土・日祝日に8・9%増加したが、全体では0・4%の減少で、売上高は1・3%の減少となり、これで利用者数・売上高とも2カ月連続の減少となった。
他の趣味・娯楽業種の11月売上高は、好調が続いていた遊園地・テーマパークが1・2%の減少となった他、屋内型もボウリング場4・7%減、パチンコホール7・0%減と減少しており、売上高はゴルフ場だけがプラスだった。