一季出版株式会社

2020.02.26
2020/2/26 20代はメンバー並み料金、徳島県ゴルフ協会が続ける施策

徳島県ゴルフ協会(鈴木健壽理事長=徳島CC、徳島県板野郡)は、若者のゴルフ振興策として、20歳代のゴルファーを土・日祝日にメンバー並料金で連盟加盟12ゴルフ場が受け入れる〝20歳代集まれはじめようゴルフ〟を継続開催しており、今年で6年目に入っている。
同協会によれば、「ゴルファーの高齢化によるリタイアが目立ち、一方で20~30代のゴルファーが育たない状況。昔のように職場でゴルフを行うような環境にない。そこで20代ゴルファーの支援を行っている。昨年は全体で約千名が利用した。それまでほとんど若い人がいなかったので、〝継続は力なり〟と、将来を見据えて続けている」と説明している。

連盟に加盟する徳島CCや徳島GCなど12ゴルフ場が協力。20代ゴルファーを毎月3日程度、土・日祝日に受け入れる。各ゴルフ場に枠は設けているが、おおむねプレーできないケースはないようだという。
今年は1月であれば、11~13日の3連休、2月も22~24日の3連休、3月も20~22日の3連休、4月は25~26日と29日の祝日、5月は2~6日の5連休など、祝日や振り替え休日を利用して設定、8月と12月は2日間で計37日間となっている。休日にメンバー並み料金で受け入れることからゴルフ場側にとっても負担ではあるが、1日当たりにすれば1ゴルフ場当たり2名強であり、1つの結果を残しつつある施策として注目されそうだ。若者を増やすために、同協会では昨年からスマートフォンアプリ「LINE」で情報提供も行っている。一方で、初心者ゴルファー向けにゴルフスクールを紹介する事業も始めたが、こちらは既存練習場やプロとの兼ね合いが難しいと感じているという。

なお、来年5月には、ワールドマスターズゲームズ関西のゴルフ競技が徳島県で開催される。同協会の理事長が前回の大会を視察するなど準備しているが、1年先以上のイベントであることや前例がないためまだ盛り上がりには欠けるようだ。

関連記事:2020/2/25 「アコーディア・ヤングパス」、33歳以下を対象に

※「ゴルフ特信」第6467号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら