2020.03.18
2020/3/18 八王子カントリークラブ(東京)会員は70歳代前半が最多層に
昭和35年開場で株主会員制の八王子カントリークラブ(18ホール、東京都八王子市)は、ゴルファーの高齢化にあっても、50歳前後のアクティブな会員が継続して増えている好循環が続いており、年1回以上来場するメンバーが6年連続で1000名を突破し、昨年は1104名を数えた。
会報「八王子CCクラブ便り」№698では、〝「カントリークラブ」を目指して〟と題し、八王子カントリークラブは〝会員主体のクラブ運営〟を推進し、魅力あるゴルフ場となるよう努めておりますと紹介。昨年1度以上来場した会員が6年連続1000名を超えたことや、常に会員の貴重なご意見を反映し、コース、練習場設備、クラブハウスの維持管理に最大限取り組みますと表明し、恒例となった会員の年齢構成や会員の来場回数をデータで報告した。
それによると会員の年齢構成では5歳刻みで人数を集計しており、令和元年は令和2年1月1日時点の会員数が1354名で、70~74歳が238名と最も多かった。以下、60~64歳192名、75~79歳154名、55~59歳138名、50~54歳112名で、50~79歳までが5歳刻みで100名を超えた。前年との比較では70~74歳が7名増加して最多に浮上、前年の平成30年に236名で最多だった65~69歳は17名減で219名となり、最多年齢層が団塊の世代が含まれる70歳代前半に移った。増減率で見ると、増加は95歳以上33・3%増、85~89歳28・9%増で高齢者の増加が目立つが、45~49歳10・8%増、50~54歳も5・7%増で続き、50歳前後も増えている。
会員の平均年齢は令和元年9月で65・4歳、平成30年も65・4歳、29年が65・3歳、28年65・4歳と横ばいが続く。もっとも在籍会員は1年で1歳年をとるわけで佐々木進一支配人は「50歳前後の入会者が増えて、平均年齢も高まらず、好循環が続いている」という。
また新規入会会員によるアクティブ化で、年1回以上来場したメンバーは1104名となり、会員の比率は81・5%と高いアクティブ率を示した。佐々木支配人は「会員のアクティブ化も、このところの順調な入場者増の要因となっている」と説明している。
ちなみに、同CCに限らず都市部のゴルフ場の来場者状況は堅調だが、交通アクセスの良さに加え、会員のアクティブ化を促進させる練習場環境の整備などの施策も功を奏しているようだ。