2020.03.24
2020/3/24 西武ホールディングス第3四半期、ゴルフ場業は自然災害で売上高3%減
㈱西武ホールディングス(後藤高志社長)は6日、2020年3月期第3四半期決算短信(連結)を発表した。
それによると、2020年3月期第3四半期(4月1日~12月31日)の営業収益は4326億26百万円で前年同期比2・6%増、営業利益は594億88百万円で同1・2%増、経常利益は533億27百万円で1・3%増と増収増益だった。親会社株主に帰属する四半期純利益は368億29百万円で同1・3%増となっている。
営業収益のセグメント別では「建設事業」(鉄道工事、分譲住宅建設、公共工事)をはじめ全ての事業(その他含む)が前年同期を上回っており、ゴルフ場運営を含む「ホテル・レジャー事業」をみると1688億83百万円で前年同期比2・0%の増加だった。
「ホテル・レジャー事業」の営業収益については、第3四半期に台風19号などの自然災害の影響を受けたものの、ホテル業では大型連休の行楽需要取込みなどによるRevPAR(Revenue Per Available Room=レヴパー、販売可能な客室1室当たりの収益)の上昇、会員制ホテル事業「プリンスバケーションクラブ」が昨年7月に3施設開業したこと等により増収となっている。
もっともゴルフ場運営の「ゴルフ場業」については、自然災害の影響を受け、営業収益107億12百万円で前年同期比3億36百万円、3・0%減少した。
なお、通期業績予想については、営業収益5738億円(前回予想5844億円)、営業利益675億円(710億円)、経常利益592億円(627億円)、親会社株主に帰属する当期純利益400億円(462億円)と前回予想から下方修正している。