2020.04.16
2020/4/16 NGK調べ2019年全国入場者速報、1・9%増
一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会(NGK、手塚寛理事長、東京都千代田区)は、ゴルフ場利用税に基づく2019年(1~12月=利用税の納付状況から実際は2018年12月~2019年11月実績)の全国ゴルフ場の入場者数(速報値)を調査し、先ごろ明らかにした。
それによると、2019年は延べ入場者数が8540万7154人となり、2018年の8379万4702人に比べ、161万2452人増、1・9%増とプラスになった。
都道府県別の状況では、福井県が延べ入場者数37万7365人で前年同期に比べ12・0%増と2桁の伸びをみせ、以下、富山県50万9483人で9・8%増、島根県23万6519人で9・0%増、広島県166万5921人で8・9%増、石川県90万9035人で8・2%増などと続き、前年を上回ったのが西日本を中心に合わせて39都道府県にのぼった。
一方前年を下回ったのは、福島県、長野県、千葉県、宮城県、群馬県、茨城県、埼玉県、神奈川県の計8県。東日本に偏っているが、NGKでは「台風15号、19号及び21号により、関東・甲信・東北地方の広い範囲での記録的な強風及び大雨により、河川敷ゴルフ場を中心に冠水、倒木、土砂崩れ等の被害が多くのゴルフ場で発生したため」とまとめている。
一方、延べ入場者のうちゴルフ場利用税の非課税者(18歳未満、70歳以上)については、2019年が1904万4803人で、前年同期の1753万85人に比べ151万4718人、8・6%もの増加を記録した。都道府県別では、伸び率が富山県の31・1%増をトップで、以下、島根県21・6%増、石川県18・5%増、新潟県18・4%増など計26道府県で2桁の伸び。前年より減少はゼロで、一番低い伸び率の長野県でも2・1%増となっている。延べ入場者では落ち込んだ関東だが、台風の影響を受けた10~12月に千葉県(9・3%減)、埼玉県(6・6%減)、神奈川県(4・8%減)で大きくマイナスとなっているものの、他の月が好調なため落込みをカバー(1~3月=千葉7・3%増、埼玉16・6%増、神奈川10・5%増、7~9月=千葉9・4%増、埼玉10・0%増、神奈川3・8%増)している。
なお、全国の延べ入場者に占める非課税者の割合は22・3%で、前年度の20・9%から1・4ポイントの上昇となっている。