一季出版株式会社

2020.05.02
2020/5/2 上武ゴルフ場(群馬)からの運営撤退を表明

スバルグループのスバルリビングサービス㈱(東京都三鷹市)は3月3日付けで、上武ゴルフ場(18ホール、群馬県太田市)のホームページ(https://www.jobu-golf.jp/)に「弊社としての運営終了について【お知らせ】」を更新した。
それによると、「台風19号の冠水被害により休業とし復旧作業を進めていましたが、未だに再開の見通しが付かない状況で、弊社(スバルリビングサービス㈱)による群馬県との当ゴルフ場の運営契約は、令和2年3月末をもって終了になる方向となりましたので、お知らせ致します。弊社での運営期間中の長年に渡るご愛顧に対し心より感謝申し上げます。また、ゴルフ場としての今後に関する情報については、弊社掲載のホームページを令和2年3月末をもって終了とさせて頂きます。4月以降に確認されたい場合は、下記の担当部署へお問い合わせ下さい」として、群馬県企業局施設管理室を案内している。

同ゴルフ場によれば「まだ1年期間がありますが、当社は3月末で撤退します」と説明しており、県は廃止を含め検討するとの報道もあったという。
県と指定管理者であるスバルリビングサービス㈱群馬事業所とは5年契約で1年強残していたが撤退が表明されたことで県企業局も困惑している。企業局では「護岸が崩壊している部分があり、簡単に結論は出ない」と説明しており、コースもプレーできるまでは復旧が進んでいなかった。
同ゴルフ場は2面あるグリーンの1面をバミューダグラス「ティフイーグル芝」に張り替えて 国内3例目のティフイーグルグリーンと標榜、クラブハウスの改修工事も予定していた。場内の電気を賄うため県では平成4年から太陽光発電事業も用地内で行っていた。
冠水災害で管理運営会社が撤退を表明するケースが増えており、嘉瀬川リバーサイド(佐賀)は新たな会社を募集している。また群馬県内の高崎市民ゴルフ場(12ホール、高崎市)は昨年10月の台風19号の冠水で営業再開を断念している。

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※「ゴルフ特信」第6488号より一部抜粋

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