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2020.05.15
2020/5/15 東京五輪の延期受け、倉本強化委員長らがコメント発表

国際オリンピック委員会(IOC)が25日、東京オリンピック競技大会の1年程度の延期決定を発表した。これにより、7月30日から8月8日まで霞ケ関CC(36ホール、埼玉県)で開催する予定だったゴルフ競技も延期となったわけだが、公益財団法人・日本ゴルフ協会(JGA)オリンピック・ゴルフ競技対策本部強化委員会はIOCの発表を受けて、倉本昌弘委員長、丸山茂樹ヘッドコーチ、服部道子女子ヘッドコーチの延期決定に関するコメントを出した。

倉本委員長「延期は覚悟していましたが、実際に方向性が決まって、これからまた再スタートという気持ちです。この1年で何が変わって、どこまでのことに対応できるのかが、まだ明確になっていませんが、強化委員会としては、今後も出場する選手たちが安心してプレーできる環境を整えていきたいと思っています」。
丸山ヘッドコーチ「この状況下でオリンピックを迎えることはとても不安でしたが、中止ではなく、延期になって私としては安心しました。1年かけて今回の延期がプラスに転じるように、引き続き準備をしていきたいと思っています」。
服部女子ヘッドコーチ「いろいろな方が熟慮し、調整していただいた結果ですので、1年後にオリンピックが開催されることに感謝しなければいけないと思います。来年無事に開催されることを望み、選手たちがまた新しい気持ちでリセットして頑張ってくれると信じています」。

一方、一般社団法人・日本ゴルフツアー機構(JGTO)も同日、青木功会長と今平周吾プロのコメントを発表した。
青木会長「幸いにも開催中止という最悪のシナリオは回避されました。延期されたことで、選手たちには今後、混乱や苦難も待ち受けているかもしれませんが、〝ピンチこそチャンス〟と気持ちを切り替え、置かれた状況や、与えられた環境の中で、出来うる限りの最善を尽くし、ここから再びそれぞれの夢に向かって努力を重ねていって欲しい」。
今平プロ「まったく収束の様子が見えない今の状況で、開催の延期は仕方のないことと受け止めています。僕は現在の世界ランキングで松山(英樹)選手に次ぐ日本勢の2番手(世界ゴルフランキング41位)につけており、代表選考で有利な立場にあったわけですが、開催延期によって今後、選考基準なども変わる可能性があります。どんな状況になっても出場を目指し、引き続き最善を尽くしていくつもりです」。

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※「ゴルフ特信」第6493号より一部抜粋

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