一季出版株式会社

2020.07.28
2020/7/28 ゴルフ場・会員権業はコロナ拡大期も通常出勤が主流

5月14日までの働き方について尋ねてみると、①感染予防対策を実施し通常出勤が58%で半数を超え、②時短・在宅一部実施は28・4%、③在宅中心は5・6%だった。
業種別では、ゴルフ場の回答比率は①70・5%、②20・5%で、③単独の回答はなかった。ゴルフ場取引先・資材販売等は①23・1%、②46・2%、③53・8%。会員権取引会社では①16・7%、②72・2%、③22・2%等だった。
ゴルフ場は①が目立ち、②はゴルフ場取引先・資材販売等と会員権取引会社が多かったが、ゴルフ場取引先・資材販売等では③の在宅中心も半数以上とくっきり分かれた。
ゴルフ業界では、在宅中心の業種ほどコロナの影響は受けておらず、逆に今後の施策で在宅、リモートビジネスが不可欠だとしたら、現在の働き方を変えていく必要があるのだろう。

次に外出自粛解除後の取組みについて尋ねたが、①在宅・リモート活動を増やすは14・2%、②徐々に元の働き方に戻す74・7%、③新しいビジネスを考える14・8%、④資金面を確保32・1%。
特に在宅・リモート活動を増やすとした回答はゴルフ場4・8%、ゴルフ会員権取引会社11・1%と低いのに対して、ゴルフ場取引先・資材販売等では75%と極めて高い。また②徐々に元の働き方に戻すはゴルフ場74・4%、ゴルフ会員権取引会社88・9%と保守的で、ゴルフ場取引先・資材販売等では15・4%しかなかった。
④の資金面の確保ではゴルフ場32・8%、ゴルフ場取引先・資材販売等31・3%、ゴルフ会員権取引会社32・1%と差がなかった。

ゴルフ場の今後の取り組みや、取引会社、会員権取引会社にはゴルフ場に何を望むかを尋ねた。
その結果は、②多様なプレー方式の選択が70・2%で最も回答を集めた。次は①スループレーの定着が31・2%となり、④会員特典・サービスの充実30・4%、⑪レストラン・食事の充実27・3%、③料金は高くても満足できる内容25・5%と20%以上で続き、⑦プレー料金の低額化10・6%、⑥単年度や3年会員等の新設・拡充8・7%、⑤会員権・入会金(名変料)の低額化7・5%等であった。
詳しくは月刊ゴルフマネジメントの7月号(6月15日発行)に掲載。

関連記事:「楽天GORA」、国内ゴルフ場の新型コロナウイルス感染症の対策状況を公開

※「ゴルフ特信」第6520号より一部抜粋

過去のお知らせ一覧はこちら