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2020.12.24
2020/12/24 景気ウォッチャー9月、現状判断が大幅上昇し標準超え

内閣府の『景気ウォッチャー調査』令和2年9月調査が、8日に公表された。
同調査結果によると、北海道から沖縄までの全12地域で『現状判断』(5段階評価)に回答したゴルフ場関係者は6地域(8月6地域)計8人(8人)で、最高評価の〝良くなっている〟は1人(0人)、〝やや良くなっている〟は3人(5人)、〝変わらない〟は3人(0人)、〝やや悪くなっている〟は0人(0人)、〝悪くなっている〟は1人(3人)という結果だった。独自にDIを算出すると9月は59・4となり、前月の46・9から12・5ポイント(以下、P)も上昇している。

9月は、8月のゴルフ場入場者が全国的に好調だったの後押しされたのか、〝変わらない〟、〝やや良くなっている〟との判断が圧倒的で、甲信越地域の経営者は「地域のゴルファーが、旅行を控えたり親族の帰省が中心になってきており、8月の入場客数は前年を超えている。密な遊びはできないことから、若者層のゴルファーも増えている」と説明、〝変わらない〟と現状判断している。もっとも、入場者は増えても企業コンペの需要は低くなっている現状から、「収益圧迫要因となっている」(南関東地域、経理担当、変わらない)、「単価はなかなか上がらない」(九州地域、従業員、やや良くなっている)という。
一方、『先行き判断』は6地域(8月6地域)計10人(7人)が回答した。〝良くなる〟は1人(0人)、〝やや良くなる〟は1人(3人)、〝変わらない〟は3人(1人)、〝やや悪くなる〟は2人(2人)、〝悪くなる〟は3人(2人)。この結果、先行きDIは37・5で前月の40・6より3・1P下落している。

新型コロナウイルス感染症拡大が依然続く状況が不安材料となり、多くの地域で「今後どうなるかわからない」(甲信越地域、経営者、悪くなる)、「インフルエンザ流行期との複合的影響が懸念され、見通しが立たない」(南関東地域、経理担当、悪くなる)などと回答している。
なお、業種全般の9月のDI(原数値)は、現状判断が48・7で前月比5・4P上昇、先行き判断が47・1で前月比6・1Pの上昇となっている。

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※「ゴルフ特信」第6573号より一部抜粋

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