2021.01.25
2021/1/25 西武HD決算、ゴルフ場含むスポーツ業は大幅減収に
㈱西武ホールディングス(後藤高志代表取締役社長)は11月12日、2021年3月期第2四半期(2020年4月1日~9月30日)決算短信(連結)を発表した。
同発表によると、同期は営業収益1548億99百万円で前年同期比47・4%減、営業損失306億90百万円、経常損失346億34百万円と減収減益となった。親会社株主に帰属する四半期純損失は390億33百万円となっている。
セグメント別では、都市交通・沿線事業が営業収益586億83百万円(291億56百万円減)、営業損失57億26百万円(219億36百万円減)、ホテル・レジャー事業が340億21百万円(880億71百万円減)、302億22百万円(399億94百万円減)、不動産事業が267億94百万円(49億53百万円減)、74億92百万円(25億84百万円減)、建設事業が463億14百万円(37億97百万円減)、18億09百万円(5億71百万円減)、その他が129億52百万円(161億円減)、40億92百万円(87億32百万円減)と、全事業で前年同期を大きく下回った。
ホテル・レジャー事業のうち、ゴルフ場を含むスポーツ業についてみると、47億13百万円で前年同期比55億06百万円、率にして53・9%の減少と半減した。新型コロナウイルス感染拡大に伴いグループ全28ゴルフ場で4月18日以降臨時休業としたこと(6月1日以降順次営業再開)や、営業再開後も利用客が伸び悩んだことが、大きく影響したとしている。
ちなみに、グループがハワイで所有する3ゴルフ場(マウナケアGコース、ハワイプリンスGコース、ハプナGコース)を含む海外ホテル業についても、ゴルフ場が新型コロナで3月28日から営業を休止(ゴルフ場は5月4日以降順次営業再開)したことなどが響き、営業収益63億11百万円で前年同期比68億64百万円、52・1%減となり、国内のスポーツ業とほぼ同じ落込み方となった。
なお、2021年3月期の連結業績予想は、営業収益が前年同期比40・1%減の3320億円、営業損失が560億円、経常損失が640億円としている。上期の実績は9月24日公表予想を上回ったが、先行きについては引き続き予断を許さない状況で、グループ業績への影響について継続的に注視することが必要なことから、業績予想は変更していないという。