一季出版株式会社

2021.02.19
2021/2/19 コロナ禍も価格上昇の会員権相場、今年も堅調維持へ

昨年のゴルフ会員権相場(単純平均)は、コロナ知らずの1年だった。
関東では、年初の1月9日が110万円でスタート。新型コロナの影響が日本で出始め、緊急事態宣言下の4月16日に106万円(年初に対する指数96・36)と一気に下落、しばらく横ばいが続いたが、5月28日になって115万円(104・55)と超回復してからは年初を下回らず、むしろ7月30日121万円(110・00)、10月8日122万円(110・91)などと高水準をキープし、12月17日現在では125万円(113・64)となった。11月19日にも125万円を記録したが、125万円はこの1年で最も高値である。

関西では、1月10日に82万円で始まり、5月22日に79万円(98・78)と年初を下回り、およそ1カ月ほど低迷していたが、7月3日に83万円(101・22)と回復。それ以降は緩やかながら上昇していき、11月16日に90万円(109・76)と最高値を更新、12月18日現在では89万円(108・54)となっている。
関東と関西はいずれも、落ち込む時期があっても回復し、年初価格を大きく上回った。名変料を値下げしたり、値下げ期間を延長したりと会員権の流通を促進したこともあろうが、新型コロナでゴルフが見直されたことも、相場が安定した要因といえるだろう。新型コロナの収束はみえないが、会員権相場の堅調をキープしたいものだ。

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※「ゴルフ特信」第6601号より一部抜粋

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