2021.03.19
2021/3/19 栃木、東京、山梨2020年入場者、前年比3~8%減
栃木県、東京都、山梨県の昨年12月入場者が判明し、2020年1~12月の3都県の入場者状況も明らかになった。
12月は、栃木県(県ゴルフ場協議会調べ、102コース)が延べ入場者数40万5769人で前年同月比2万5479人、6・70%の増加、東京都(都支配人会調べ、16コース)が8万1873人で前年同月比7220人、9・67%の増加、山梨県(県支配人会調べ、38コース)が13万8785人で前年同月比2万3643人、20・53%の増加。3都県トータルでは、156コースで延べ入場者が62万6427人を数え、前年同月に比べ5万6342人、9・88%増と大幅な増加となっている。
12月は、前年に比べ天候に恵まれたことが大きく、栃木県では「新型コロナウイルス感染防止のため政府が年末年始休暇の分散取得を呼び掛けたことも、入場者増の要因の一つ」と分析している。東京都では、延べ営業日数が502日で前年より12日多く、入場者内訳では会員が前年に比べ4267人増、ビジターが同2953人増となり会員が目立って増えた。山梨県は、県内外の入場者内訳が県内5万2382人、県外8万6403人となり、人数では県外が多いが、対前年比でみると県内33%増、県外14%増と県内が健闘した。
この12月実績を含めた年間入場者は、栃木県が406万439人で前年同期比22万3860人、5・23%減、東京都が79万5106人で同7万6464人、8・77%減、山梨県が141万7881人で同5万7261人、3・88%減、3都県トータルでは627万3426人で同35万7585人、5・39%減となった。
2020年は、1月(栃木県0・72%増、東京都6・98%減、山梨県9・80%減)が東京都と山梨県で減少、2月(28・44%増、22・59%増、41・90%増)が前年の反動で3都県とも大幅増加を記録したが、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化した3月(9・36%減、17・01%減、14・51%減)から急に落ち込み、緊急事態宣言が発令された4月(40・98%減、50・46%減、38・95%減)が激減し、同宣言が解除した5月(35・33%減、38・98%減、35・87%減)も30%台のマイナス、6月(11・59%減、14・82%減、13・30%減)はやや回復してきたといえ2桁減少、7月(3・65%減、9・63%減、10・00%減)も低迷した。
新型コロナによる減少からの本格的な回復がみられたのは8月以降で、8月(10・56%増、10・81%増、16・39%増)は2月に次ぐ増加をみせ、9月(5・32%減、10・86%減、0・75%減)は再び落ち込んだが、10月(10・74%増、6・88%増、24・02%増)、11月(5・52%増、10・94%増、5・66%増)、12月(6・70%増、9・67%増、20・53%増)の3カ月間は天候に恵まれたこともあり好調だった。