2021.04.12
2021/4/12 GDO決算、売上高1・7%減、来期は12・2%増予想
ゴルフポータルサイト「GDO」を運営する㈱ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO、石原信也代表取締役社長、東京都品川区)は、2月12日に2020年12月期(1月1日~ 12 月31日)連結業績と2021年同期の連結業績予想を発表した。
同期の売上高は336億90百万円で前年同期比1・7%減、営業利益8億38 百万円(14・3%減)、経常利益9億07百万円(6・6%減)、当期純利益は2億61百万円(27・1%減)となった。
第3四半期時点では四半期利益が1億42百万円の損失計上であり、昨年11月11日時点で発表していた通期業績予想を上回る業績となった。 概況については、昨年3月中旬以降COVID-19の影響から政府や地方自治体の要請による外出自粛の制限等でゴルフプレーの減少や実店舗の休業等から一時的に苦戦を強いられたと報告。当該制限解除後はパンデミック環境下におけるレジャースポーツの中でもゴルフは「3密」を避けやすい屋外スポーツであることが認知されたこと、天候に恵まれたこと等から順調に回復したという。
今後の見通しについては、世界経済はCOVID 19などで先行き不透明感が残り、ゴルフ業界は国内では少子高齢化、人口減少に伴うゴルフプレー人口の減少、近年の異常気象や自然災害等のリスクがある一方で、「ゴルフ」がレジャースポーツの中でも「3密」を避けやすい屋外スポーツとして注目されつつあるほか、世界的にはITやIoT環境の変化も後押ししてプレースタイルやゴルファー属性、楽しみ方の多様化が進むと見込まれるとしている。そして同社グループは「ゴルフで世界をつなぐ」というミッションを実現するべく2021年から2023年までの中期経営計画を策定、「Lead the way」(ゴルフビジネスの次世代を切り開く)というテーマで、コア事業の磨き上げと新規事業の育成、マーケティングやテクノロジーにより差別化を追求したお客の圧倒的支持獲得と、投資能力の向上などで成長を目指すという。
これらを踏まえ、次期連結会計年度(2021年1~12月)の通期連結業績予想は売上高378億円(12・2%増)営業利益11億円(31・1%増)、経常利益10億90百万円、当期純利益5億40百万円を見込んでいるとしている。決算資料ではCOVID 19禍でゴルフを始めた人の半数以上が〝コロナ〟の影響があるとのアンケート結果も紹介している。