一季出版株式会社

2021.04.22
2021/4/22 共栄社、リソルとラフ用無人芝刈機の研究機開発

㈱共栄社(林秀訓代表取締役社長、愛知県豊川市)と、リソルグループのリソル総合研究所㈱は、光センサー技術のLiDARを搭載したラフ用無人芝刈機に関する共同研究を行い、千葉大学大学院工学研究院知能機械システム研究室 の大川一也准教授の研究協力のもと、その成果を活用して研究機を開発したと発表した。
同社では、この研究で得た知見を活かし、新たに実用可能なラフ用無人芝刈機の商品開発を行い、2023年を目途にテスト販売を行う予定としている。
同社は、少子化問題が社会問題化され始めた十数年前より無人芝刈機の研究を開始。そして2011年より、人口の減少によるゴルフ場作業者の人手不足や技術伝承の問題が将来的に起きることを予見し、ICT技術を応用した無人芝刈機の開発に本格的に着手し、2019年9月よりフェアウエイモアの無人芝刈機をテスト販売している。

今回開発したラフ用無人芝刈機の研究機にはLiDARを採用し、同搭載により、木々に覆われている場所やラフ等強く精度が求められない場所での無人走行が可能となり、様々なシーンでのゴルフ場管理の無人化ができるという。
ラフ用無人芝刈機を使用することにより、一人で複数の作業が可能となり、作業員の人手不足の解消、また休暇取得や突然の退職による作業シフトへの影響も軽減でき、働き方改革の取り組みにもつながるという。
このバロネスラフ用無人芝刈機の製品名称は、無人3連ロータリーモア「UGM170」(仮称)。
同社は5連のフェアウェイモアを使った「バロネス無人芝刈機ULM270」で一昨年からPGMとFW芝刈りの全面自動化にも取り組んでいる。

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※「ゴルフ特信」第6625号より一部抜粋

 

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