一季出版株式会社

2021.07.02
2021/7/2 西武HD、新型コロナの影響で営業収益39・2%減少

㈱西武ホールディングス(後藤高志社長、東京都豊島区)は先ごろ、2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)決算短信(連結)を発表した。
それによると、2021年3月期の連結業績は、新型コロナウイルス感染症の流行及び新たな生活様式の広がりを受けた需要減少、施設の営業休止などにより営業収益が前年同期比39・2%減の3370億61百万円、営業損失が515億87百万円(前期は568億23百万円の利益)、経常損失が587億85百万円(同487億70百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は723億01百万円(46億70百万円の利益)と減収減益だった。

セグメント別では、スポーツ業(ゴルフ場、ボウリング業、スキー場等)を含むホテル・レジャー事業の業績が営業収益840億50百万円で前期比1434億02百万円、63・0%減、営業損失534億13百万円で619億46百万円減、償却前営業損失381億45百万円で668億32百万円減。
ホテル・レジャー事業の営業収益の内、スポーツ業は127億60百万円で、前期に比べ93億08百万円の減少となった。減少要因としては、ゴルフ場等施設の臨時休業や、営業再開後における利用客の減少が影響したとしている。
なお、2022年3月期通期の連結業績予想では、感染状況の一進一退により厳しい状況が続く前提の上、下期はワクチン接種が進むことに伴う段階的な経済活動の緩和も想定されることから営業収益を4560億円と予想している。2020年3月期比では17・8%減を見込むものの、2021年3月期に比べると35・8%増収する見通しとしている。セグメント別のホテル・レジャー事業の営業収益予想は1769億円(前年比928億円、110・5%増)としている。

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※「ゴルフ特信」第6660号より一部抜粋

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