2021.07.23
2021/7/23 プレー料金指数、全国11カ月、東京15カ月上昇
総務省統計局が発表した令和3年5月の全国消費者物価指数(2015年基準、CPI)は101・7ポイント(以下P、生鮮食品を除く総合指数)で、前年同期比0・1%の上昇となり、1年2カ月振りにプラスに転じたことが話題となった。
一方、全国のゴルフプレー料金(会員制ゴルフ場の平日ビジター料金=利用税含むGF)の5月の全国指数は110・9Pで、前年同月比は2・9%上昇(4月は1・3%上昇)し、これで11カ月続いての上昇となった。「東京都区部」の5月のプレー料金指数は、142・4P(1万5102円)で前年同月比11・3%上昇し、15カ月連続の上昇となっている。
また、小売物価統計による主要都市部の5月のゴルフプレー料金でみると前記通り、東京都区部が1万5102円(16・6%増)で最も高く、増加率は4月同様に大阪市が40・1%増(9850円→1万3800円)で高い。逆に福島市は1289円(6・4%増)でプレー料金が最も低く、減少率は岡山市が42・0%減(3758円→2181円)で4月に引き続き低い。集計46都市のプレー料金は単純平均で5701円となり、前年の46都市での5523円と比べ3・2%の上昇。統一感はまだないようだがこれで5カ月連続の上昇となっており、生鮮食品を除く総合指数がプラスに転じたように、ポストコロナに向けて先高感が強まっているようだ。ちなみに松山市の36・9%上昇も5月は目立った。