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2021.08.02
2021/8/2 高ゴ連で、ジュニアゴルフクラブチーム連盟を発足

一般社団法人・日本高等学校・中学校ゴルフ連盟(中曽根弘文会長=参議院議員、大阪市、以下「高ゴ連」)は、6月28日に〝高等学校ゴルフ連盟ジュニアゴルファー活性化プロジェクト第2弾〟として、「一般社団法人・ジュニアゴルフクラブチーム連盟」(JGCF、以下「クラブチーム連盟」と略)を発足したと発表した。
高ゴ連では、将来のジュニアゴルファーをひとりでも多く創出し、その後の中学校、高校、大学、社会人になってもゴルフを楽しく続けていける環境を創り出すこと。同時に高ゴ連が「Well-Being OSAKA Lab」に参画することで開始したSDGsへの取組みに一体となって力を入れるため、今年4月にクラブチーム連盟を発足したという。

このクラブチーム連盟は教育の一環として、ゴルフを愛好するジュニアにチーム(団体)を通じ、心身の錬磨とスポーツマンシップを理解させることに努め、規律を重んじる明朗な社会人としての基礎を養成し、次代を担うジュニアの健全育成を図ることを目的とする。
また、これまで宮里藍選手や石川遼選手らの活躍により、ゴルフを始める子供達や小学生が増え、その受け皿となるゴルフ環境も整備が進んできているが、その一方で、ジュニアゴルフを取り巻く環境は、以下の問題にも直面しているという。①生活様式の多様化、少子化を起因とするジュニアゴルファーの減少、②小学生ゴルファーは増加傾向だが、中学生になると減少傾向に転じる、③(中学クラブ活動=ゴルフ部のある学校が少数)、④日本におけるゴルフというスポーツの特性が存在(・ゴルフ場の立地の問題、・移動手段の確保が困難、・ゴルフはお金が掛かる、・練習場所が少ない、・ゴルフを楽しむ環境がない。反面、ジュニア競技は充実)--。
また「ゴルフは70年間続けられるスポーツ」(10~80歳まで)と考えられ、他スポーツにはない特性を多く兼ね備えていて、この長く続けていくことが出来る枠組みを整備すること、上記の問題解決の為に、ゴルフを普及しジュニアゴルファーを創出するための団体と説明している。

今後の具体的な活動内容としては、①全国各地に15歳までの子供達4人以上を1チームとして、クラブチーム連盟に登録(地域、企業、ゴルフ場、ゴルフ練習場、ゴルフ愛好者ごとの任意のクラブチーム)⇒5年後には1000チームの登録を目指し活動、②団体戦で各地区予選を実施、上位チームが参加できる全国大会を実施⇒「全国アンダー15(U15)ゴルフクラブチーム対抗戦」大会を開催。
その対抗戦はプレ大会(招待試合)として今年8月9~11日にココパリゾート(三重県)にて開催予定で、全国から20チーム80名の小中学生が集う予定としている。
予選大会は全国の地区にて実施、地区より選抜されたチームが決勝大会へ進出する。スクランブルやペアマッチなど多彩なゲーム形式を採用し、初心者から上級者まであらゆるレベルの選手がゴルフの持つ楽しさを体感する大会の開催を目指し、設立当初は特に初心者が楽しめるゴルフゲーム(競技)を推進するとしている。

この他、高ゴ連が開始したSDGsへの取組み(「未来について考えること」。子供達の未来を一緒に創りましょう)も積極的に進めていくという。
日本プロゴルフ協会では米国に倣ってPGAジュニアリーグの大会を開いており、ゴルフに取り組む仲間が増えることでジュニア育成の課題も少しずつ解消するに違いない。

関連記事:2019/12/23 高等学校ゴルフ連盟等でジュニア活性化プロジェクト

※「ゴルフ特信」第6675号より一部抜粋

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